社民党が7月16日公開した、集団的自衛権の行使容認を反対する新ポスター「パパは帰ってこなかった」 に批判の声が高まっている。
社民党のFacebookページで紹介された、朝日新聞17日の記事によると、このポスターに登場する少年は、所属議員の子供であり、写真も党所属の地方議員が撮影し、経費を抑えたものだという。また「パパは帰ってこなかった」 というキャッチコピーには、内容が命に関わる問題なだけに、あえて「刺激的」にした狙いがあるとのこと。
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■政治に子供を利用するべきでない
これについてネット上では、「自衛隊にはママもいるんですが」「社民党がそれを言うか」などといった声が多くある一方、「いい加減子供使うの辞めろ」「子供の政治利用はやめてください」「子供をだしに使うなんてひどい」といった、政党ポスターに子供を使ったことを批判する声も多く見られた。
■ポスターに写る子の安全は?社民党が「話題性」と引き替えにしたもの
写真に写る少年は、横顔なものの大体の顔が分かるようになっており、知る人が見ればすぐ誰か分かるものと思われる。所属議員のご子息という事ではあるが、本人がこのポスターのもつ政治的意味を理解し出演しているとは考えにくく、また場合によってはこの子の今後の身の安全も懸念される。
「話題性」や「経費削減」を優先し、子供を顔が分かる形でこうした政党ポスターに利用したのは、込めた意味がどうあれ、今後さらに多くの批判が集まるものと見られる。
※画像は社民党Facebookページのスクリーンショットです。