第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、シリーズ累計550万部を突破する、畠中恵のベストセラー小説『しゃばけ』が沢村一樹主演で舞台化されることが分かった。
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『しゃばけ』はこれまで2002年にラジオドラマ化、2007年にはNEWSの手越祐也を主演にフジテレビ系列でテレビドラマ化されている。舞台化はこれが初。
主演の沢村一樹は2002年上演の『ゴーストニューヨークの幻』以来、約11年ぶりの舞台となる。
本作では、彼の代表作『浅見光彦シリーズ』の浅見に通ずる“ちょっとヘタレ”でも“頭脳明晰”な主人公・若だんな(一太郎)を演じる。
その他のキャストは、まずい和菓子作りの天才であり若だんなの幼馴染・栄吉役に宇梶剛士、栄吉の妹で密かに若だんなに思いを寄せるヒロイン・お春役に臼田あさ美、若だんなの弟・松之介役に高橋光臣、若だんなの母・おたえ役に麻実れいが決定している。
そして『しゃばけ』ファンからは絶大な人気を誇る、佐助(犬神)と仁吉(白沢)には、原作イメージを裏切らないイケメン実力派俳優のマギー(佐助役)と、山内圭哉(仁吉役)が決定している。
なお、今回脚本・演出をつとめるのは、舞台『焼肉ドラゴン』や草彅剛主演の舞台『ぼくに炎の戦車を』を手がけた鄭義信が担当する。
今回の舞台版では、原作『しゃばけ』では、あまり描かれることのなかった若だんなとお春二人の関係や、舞台照明や音楽を駆使したファンタジー要素の演出、そして妖たちが舞台を所狭しと駆け回り、歌い、踊るというミュージカル的な要素も盛り込まれている。
舞台『しゃばけ』は、東京公演 2013年4月20日(土)~29日(月・祝) 赤坂ACTシアター、大阪公演 2013年5月7日(火)~12日(日) 新歌舞伎座、金沢公演 2013年5月15日(火)金沢歌劇座の全国3ヶ所で公演が予定されている。チケットは先行販売が既に開始されており、2月3日(日)までの先行販売分のみ『オリジナルカラーチケット』の特典がついている。一般発売は2月10日(日)から。
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