ニコニコミュージカル第10弾『音樂劇 千本桜』稽古場初日レポート2013年3月13日(水)から銀座博品館劇場で公演される、ニコニコミュージカル第10弾『音樂劇 千本桜』。

ニコニコ動画で2011年に公開されて以降これまで500万再生を超える『千本桜』(歌:初音ミク/作詞・作曲:黒うさP/イラスト:一斗まる)が原作のミュージカル。


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製作が発表されるや、インターネットを通じて大きく話題となった本作がいよいよ2月11日(月)稽古初日を迎えた。

製作発表で、一部のキャストは顔を合わせていたが、ほぼ全員が揃ったのはこの日が初めてとのこと。

靑音海斗役を演じる加藤和樹さんと初音未来役を演じるAKB48の石田晴香さん

顔合わせは、主役:靑音海斗役を演じる加藤和樹さんから順に紹介されて行った。

加藤さんは「今回はボカロ楽曲の舞台化ということで、僕も分からないことが多いので、皆で助け合って、お互い高め合っていく舞台が創れればいいなと思っています」と挨拶。

次に紹介されたのは初音未来役を演じるAKB48の石田晴香さん。
「舞台に出演して、演技をするというのは、実は今回が初めてです。そのため緊張していますが、皆さんに沢山意見等を頂いて、いいものを創り上げていけたらと思っています」と挨拶した。

出演者の紹介の次は、スタッフの紹介。
演出の茅野イサムさんは「最後まで皆で頑張って、いいものを作り上げましょう!よろしくお願いします!」と気合の挨拶を発した。
そして、プロデューサーの片岡義朗さんからは改めて『音樂劇 千本桜』の企画背景が語られた。「原作者の一人、一斗まるさんは、3月11日の東日本大震災を境に少しでも日本を元気づけられる作品にしたいと思い、日本への愛国心をめいっぱい詰め込んだイラストを描いたと聞いています。だから今回の舞台化にあたっても、国が荒れ果てたとしても、日本には華やかな、桜が咲く華やかな街並があるんだということが伝わるように描きたいと思いました。この作品の登場人物達にはこの国をどうにかしたいという気持ちが皆にあります。」

顔合わせの後は、初めて、台本の読み合わせが行われ、最初とは思えぬ息の合った台詞のかけあいを見せた。

今回の舞台では、ボカロ楽曲『千本桜』以外にも今回の舞台用に作曲されたオリジナル楽曲も歌われる予定。また殺陣シーンもあるとのこと。

なお、今回の舞台では、『KAITO』『初音ミク』以外にもVOCALOID人気キャラクター『鏡音リン・レン』『巡音ルカ』『MEIKO』らも登場が決まっており、いわゆる初音一家全員が勢揃いする。
3月13日(水)初日に、どんな『千本桜』の世界が繰り広げられるのか?今から注目が集まる。

出演者集合写真

――ニコニコミュージカル第10弾『音樂劇 千本桜』公演概要

【日時】 2013年3月13日(水)~3月24日(日)全17ステージ(予定)
【場所】 銀座博品館劇場
【原作】『千本桜』 黒うさP/一斗まる
【原曲】 http://www.nicovideo.jp/watch/sm15630734
【演出】 茅野イサム
【脚本】 三井秀樹
【出演者】加藤和樹 石田晴香 / 富田麻帆 市川美織 長谷川愛 / 高崎翔太 / 鳥越裕貴 /湯澤幸一郎 小林健一 / 岸祐二 他

――あらすじ

西暦2011年、和暦大正 100年。ここは今もなお大正時代が続く平行世界。
長きに渡る世界大戦は世界各地で起こる異常気急や大災害により停戦状態が続いていた。
旧帝都東京も『大正兇変』と呼ばれる大災害により、一時壊滅状態に陥るも、
その名称を新帝都『桜京』と改め、現在では人々のたゆまぬ努力の甲斐あって、
新帝都として奇跡的な復興を遂げつつあった。しかし光ある所には影が色濃く浮かび上がる。
大正兇変を境に生じた歪な世界。古式ゆかしい大正浪漫の風情をたたえるこの新帝都にも、
多数の怪現象や悪事が横行していたのである。
若き軍人・靑音海斗は、桜京の象徴『千本桜』を巡る陰謀に巻き込まれて行く…。

公式HP