第二次世界大戦中の1944年、フィリピンのシブヤン海で沈没してから、長らく着底地点が不明となっていた、戦艦『武蔵』の発見が伝えられた。
報告者は、マイクロソフト創業者の一人で資産家のポール・アレン氏。アレン氏が3月3日、自身のTwitterを通じ2枚の写真付きで伝えた。
アレン氏によると、自身の所有するギガヨット『オクトパス号』で、シブヤン海の深さ1キロに沈む武蔵を発見したという。
船には、菊花紋章や巨大なアンカーが確認できたそうだ。公開された写真には、バルブに刻まれた漢字「開」という文字も確認できる。
今回武蔵を発見した『オクトパス号』は、ヨットといいつつも、ヘリポート前後2か所の設備、水中艇、スピードボートを搭載し、クルー60人以上が乗船している大型船だ。
アレン氏は以前から、撮影や海底調査にこのヨットを貸し出すことがあるといい、今回の発見もそれら活動の中であったものと見られている。