2012年に『日本で一番「エロ」を検索しているのは宮崎県民』という記事を配信したことがあります。記事ではGoogleの提供するGoogle Insights for Search(現:Googleトレンド)というサービスを使用して、「エロ」という単語がどの地域で最も人気があるかを調査し、結果「宮崎県である」という事を紹介したのです。

【関連:日本で一番「エロ」を検索しているのは宮崎県民】

高千穂

とまぁ……何てこと無い単なるネタ記事だったのですが、当初考えていたよりも思いの外反響が大きく、あちこちの媒体で紹介され、さらに2014年10月には日本テレビのスペシャル番組『月曜から夜ふかし~秋のご当地問題大収穫スペシャル~』でも紹介されるなど長期にわたり話題になってしまいました。

こうした反響から掲載してしばらくは「宮崎県民に怒られるんじゃなかろうか」とビクビクしていたのですが、寄せられた意見は「とりあえず日本一だし良し」「宮崎県の恥部を晒さないでwwww」「宮崎出身としては誇りに思う」「1位に貢献できて何よりです」「そげなああああああああああああああああああ」と、宮崎県民の皆様から暖かく受け入れられ、幸いにもノークレーム(?)で過ごすことができました。

▼「エロ」検索日本一が判明した時の宮崎県民の言い訳
・民放2局だから仕方ない
・することないから
・前の知事が東国原だから

が、しかし!この3年の間に『日本で一番「エロ」を検索しているのは宮崎県民』ではなくなってしまっているのです。Google Insights for Searchも記事公開の約2カ月後にGoogleトレンドに統合されましたしね。
ちなみに、現在の1位は大阪府、2位は3年前と変わらずの埼玉県、3位は愛知県で、前回3位の北海道は東京都と同点4位へ。宮崎県に至っては10位にも入っていません……。前回1位を獲得していたエロワード群も大阪府他にその座を奪われています。

エロ

10位以下まで落ちた理由は定かではありませんが、2014年12月16日にGoogleが発表した『2014年Google検索ランキング』によると、都道府県名と一緒に検索されたキーワードのランキングで、宮崎県は2位に「エロ」がランク入りしているそうです。今や「宮崎県」と「エロ」はセットで世間に認識されているもよう……。さらっと書いてしまいましたがその発端は恐らく当編集部。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです!

▼2014年Google検索ランキング 「宮崎県」と一緒に検索された言葉
1位:まつり宮崎
2位:エロ
3位:宮崎バスジャック

2014年Google検索ランキング 都道府県名別

と、長々書いてしまいましたが、「宮崎県民の誇り」とまで宮崎県民の皆さんを喜ばせた「エロ」検索日本一の座。現在の10位以下という状況では近々で巻き返すのは困難かと思われます。

そこで!編集部では責任をもって!!宮崎県民の皆様に誇りを感じて貰えるよう新たな「宮崎県が検索日本一になっているワード」をさがしまくりました。
そして無事見つかりましたよ!!宮崎県民のみなさーん!!どうぞ喜んでくださーい!!

では、発表いたします。

宮崎県が検索日本一になっているワードは!

「エロサイト」です。

▼エロサイト
1位:宮崎県
2位:佐賀県
3位:福島県
(調査:Googleトレンドにて2015年8月25日に実施/検索期間:2004年から現在)

エロサイト

「エロ」は大阪府に1位を譲ってしまいましたが、「エロサイト」は今のところ2位の佐賀県に20ポイントもの差をあけています。市町村レベルに絞り込むと前回記事では高千穂町が県内で最も「エロ」を検索したエリアとして挙げられていましたが、今回の「エロサイト」では宮崎市となっています。

ただし、全国での都市レベルに絞り込むと1位は大阪市となっており、地域も1年ごとに絞り込んでみると、2011年から現在まで他県にその座を譲り続けていることもわかっています。そのため、いつ1位を奪われてもおかしくない状況。今後も宮崎県民の頑張りで1位を維持できるのか!今後の動きも引き続き見守りたいと思います。

(文:宮崎美和子)