東尋坊(福井県坂井市)といえば観光名所として知られると同時に、切り立つ崖があることからいつしか自殺の名所としても広く知られるようになっています。そのため東尋坊では自殺を思いとどませるために看板を設置、さらにはパトロールを強化するなど対応を続けています。
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そうした活動は一定の成果をあげており、東尋坊での自殺者は年を追うごとに徐々に減りつつあります。しかし前年より半減し最も成果があったとされる2014年一年間でも7人という数字があるようにその数が0になるまでには至っていません。
それがここに来て7月22日から約一カ月半の間は変死体発見0。さらに自殺をしようとして保護された人も0という数字が出ているそうです。
理由は福井新聞(9月9日記事)やフジテレビ「めざましテレビ」(9月7日放送)の報道によると、「ポケモンGO」のレアモンスターが出ると噂がたったからと伝えられています。
ポケモンGOは日本でのサービスを7月22日よりスタートしており、その日から9月7日までの間は変死体・保護ともに0。サービス直後から東尋坊に「激レアモンスターが出る」とネットで噂となり昼夜問わず人があつまるようになったそうです。しかもポケストップが遊歩道ぞいに10箇所以上あることからプレイヤーがあちこち歩き回るため自然とプレイヤーがパトロールをしているような状態となり、自殺を思いとどまる人が増えた可能性が指摘されています。
このニュースが紹介されるやネットでは
・ゲームが自殺防止に役立つなんて素晴らしい!
・ポケモンGOも役に立つ
・次は樹海にも!
・東尋坊ポケスポットも充実してるし皆いくわなぁ
といった声が溢れています。樹海については入ると迷う可能性があることからあまりオススメはできませんが、ただこうしたゲームが本当に自殺防止に効果的なのであれば、ポケモンGOのみならず今後開発される類似のゲーム等でも積極的にそうした場所へのレアモンスター配置を検討して欲しいものです。
※当初2015年の自殺者数を7人と紹介しておりましたが、正しくは2014年の誤りでした。訂正しお詫びします。