TBSで放映中のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が回を増す事にガッキーファンの阿鼻叫喚を誘う事態となっています。通称『逃げ恥』は海野つなみさんの同タイトルが原作で、講談社kissに連載中。2015年には第39回講談社漫画賞の少女部門を受賞しています。

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(原作コミック1巻書表)

(原作コミック1巻書表)

 ドラマ版は10月から放映スタート。主演に女優のガッキーこと新垣結衣さん、その“契約結婚”相手に人気シンガーで俳優や作家としてもマルチな才能を発揮し活躍中の星野源さんが抜擢されたことで、放映前から「ドラマが始まるのが待ち遠しい」という声があちこちで囁かれていました。

 物語は雇用主と従業員として“契約結婚”するという2人が本当の夫婦になっていく様子を描いたもの。心理学を専攻し大学院まで卒業したものの就職活動で全敗して契約社員になるしかなく、しかも派遣切りに合ってしまい無職の身になった主人公・森山みくりが、父の元部下であった自称「プロの独身」津崎平匡の元で家事代行サービス業を始め、ひょんなきっかけから“契約結婚”をすることに。物語は、現代の主婦や実際に仕事をしている兼業主婦の女性に改めて結婚という“契約”を考えるきっかけを与えました。

 とは言っても重々しい内容でなく、あくまで主人公2人の“契約結婚”を通して「結婚とは」「夫婦の愛とは」を直視しつつ、仮初の夫婦だった2人が徐々に本当の夫婦へとアップデートされていく様子がコミカルでハートフルに描かれています。

■逃げ恥6話のキス回でガッキーファン阿鼻叫喚

 11月15日に放映された第6話『温泉一泊旅行にまつわるエトセトラ』では、まさかのキスシーンがドラマの最後に爆弾的に投下され、Twitterではガッキーファンの阿鼻叫喚があちこちで発生。その1週間前の第5話でも「ハグ回」だったため、ガッキーファンが「星野源を苦しめる方法」をインターネットで急募していたことでも話題になりましたが、前回・今回登場のガッキー着用のセーラー服が9年前に主演したTBSドラマ『パパとムスメの7日間』で着用したものと同じデザインということがファンの調査により判明し、「9年前とかわらない!」「スタッフありがとーーー」と何とか精神面を立て直しているようです。

 ただ……今後原作通りドラマが進行していくのなら、キス回どころの騒ぎではないことが予想されるため……このままガッキーファンの浮き沈みを引き続き見守る必要がありそうです。

(文:大路実歩子)