気づけば年末が近づいてきて、忘年会の予約キャンペーンを知らせる広告を目にするようになった今日この頃。お酒を飲む機会が増えてくる時期ですね。最近は女性も女子会などでお酒を楽しむ機会が増えています。しかし女性は、一般的に男性に較べてアルコールの分解速度が遅く、お酒に酔いやすいという研究結果もあり、飲み過ぎには注意したいところ。そんな女性に向けたプロジェクト『ほど酔い女子PROJECT』が11月16日からスタートしました。

 このプロジェクトは、キリンビール、サッポロビール、サントリー、アサヒビール、オリオンビールの大手ビールメーカーで作られている、ビール酒造組合による女性の適正飲酒啓発活動の一環として始められたもの。2014年に施行されたアルコール健康障害対策基本法にもとづくアルコール関連問題啓発週間(11月10日〜16日)最終日である11月16日を、日本記念日協会認定の「いいビール飲みの日」として制定し、お酒との上手な付き合い方を啓発していきます。

 PRキャラクターは、無類の「お酒好き」を自認するタレントのいとうあさこさん。11月16日からYouTubeで動画『ほど酔い女子のセレナーデ』が公開されています。

 作曲は『PERFECT HUMAN』のJUVENILEさん、振り付けはドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の「恋ダンス」のKOHMENさん。80年代のアイドル番組のようなセット、衣装、楽曲で、いとうあさこさんがお酒の席での失敗などを歌い上げていきます。脇を固めるのは、これまた80年代の歌番組では定番だった、ポンポンを持ったダンサーたち。スクールメイツではなく東大のインカレダンスサークル「WISH」の皆さんだそうですが、曲入りのナレーションといい……80年代を知る筆者としては懐かしさのあまり涙ちょちょぎれそうになりました。

 そんなテンポですすむ動画の最後では「お酒との美味しい付き合い方は、あなたのDNAが知っている。」を紹介。実はアルコールの分解・代謝の能力は遺伝によって左右されているので、DNAを調べることで、日本人では大きく分けて5種類の「お酒との付き合い方」が判るというんです。

 タイプ1:W1型は、大酒飲みがゆえに大失敗してしまう「どーでも酔い女子かも!?」
 タイプ2:W2/W3型は、強いから飲酒率も高い分、迷惑率も高い「帰って酔い女子かも!?」
 タイプ3:R2/R3型は、いつのまにか飲める気になってる「調子だけ酔い女子かも!?」
 タイプ4:R1型は、弱いのになんとなく付き合っちゃう「都合の酔い女子かも!?」
 タイプ5:RR1/RR2/RR3型は、お酒を受け付けないから、飲み会で困る「どーすれば酔い女子かも!?」

 ビール酒造組合では、お酒の付き合い方が判るDNA検査キット「ほど酔い女子DNAチェッカー」を検査会社のイービーエス株式会社と共同開発。綿棒を使って口の中の粘膜を拭って採取するだけで検査できるそうです。ちなみに、いとうあさこさんが「ほど酔い女子DNAチェッカー」で検査を体験してみると……予想通り、お酒に強いW3型。しかし迷惑率も高いタイプ2に分類されてます。

 プロジェクト公式サイトでは、このお酒の付き合い方が判るDNA検査キット「ほど酔い女子DNAチェッカー」(税込5700円相当)をクイズの正解者から抽選で1000名にプレゼントするキャンペーンを実施しています。期間は2017年11月16日の0:00から、2018年2月15日の17:00まで。応募は日本国内に居住する満20歳以上の方限定となっています。

(咲村珠樹)