数々のアニメキャラクターや芸能人をイメージキャラクターに起用してきた厚生労働省が今度は「咳エチケット」の啓発のために、『進撃の巨人』とコラボ。ポスターやリーフレットを作成し、SNSなどを通じた情報発信を行っています。

 風邪やインフルエンザが本格的な流行を迎え、厚生労働省は咳やくしゃみなどで飛ぶ唾液の飛沫を周囲に広げないための方法「咳エチケット」を大人気作品『進撃の巨人』のキャラたちを通して紹介。メインキャラクターである『エレン』『ミカサ』『アルミン』が咳エチケットの模範例を示しています。

 啓発ポスターにはゴホっ、ゴホっと口を開けて咳き込む巨人、そしてガッツリとマスクを装備したリヴァイ兵長の「せき・くしゃみをするとき、好きなものを選べ」というセリフ。兵長に指示されたら従うしか!!

 そしてその下には3つの咳エチケットとして「マスクを付ける(口・鼻を覆う)」アルミン、「袖で口・鼻を覆う」エレン、「ティッシュ・ハンカチで口・鼻を覆う」ミカサの姿。それぞれ咳き込んでいる様子ですが、きちんと咳エチケットを守る事で周囲へ咳やくしゃみによる飛沫が広がるのを防いでいます。口と鼻をしっかりと覆っているのがキモ。

 咳やくしゃみによる唾液の飛沫は2mにも及び、口を開けたまま咳き込むアホ面の巨人はまさに駆逐すべき飛沫感染の象徴。

「(飛沫感染を)駆逐してやる!!」

 実際にインフルエンザウイルス自体を駆逐する事は難しくとも、リヴァイ兵長の言葉に従って一人ひとりが咳エチケットを守れば飛沫感染を駆逐できるかもしれず、多くの犠牲者を出さずに済みます。皆さんも、実践しましょう。

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会/厚生労働省

(梓川みいな/正看護師)