おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

気づいてしまった……!厚生労働省の広報誌「厚生労働」表紙がイケメンすぎる(深水英一郎氏寄稿)

 官庁広報誌の表紙といえば、どことなくお堅いイメージがあります。ファッション誌とは対極を行くといいますか。

 しかしながら近年ではそうでもないようで。たまたま厚生労働省のウェブサイトを調べていて、気づいてしまったんです。

 厚生労働省の広報誌「厚生労働」の表紙がイケメンすぎるということに!

  •  ……というわけで早速広報誌「厚生労働」を取り寄せてみました。たまたま厚生労働省のWebページでちらっと見ただけなんですが、どうしても現物確認したい、ということで!

     厚生労働省の公報誌「厚生労働」は、株式会社日本医療企画が発行・発売を行っています。厚生労働省はあくまで編集協力という位置づけ。とはいえ、厚生労働省のHPでは「広報・出版」というカテゴリで紹介されている、まぎれもない広報紙。毎月1回1日に発行され、定価660円(税込)。紙版とデジタル版が販売されています。

    厚生労働

     タイトルは「厚生労働」と直球ですが、表紙をみてくださいこのさわやかさ!背景はシンプルでありながら、撮影時の照明等はイケメンが映えるよう、しっかりセッティングされているようです。

     パッと見、ファッション誌にもひけをとらないレベルですよね。

     ふつう、イケメンが登場する雑誌といえば、男性ファッション誌や、女性ファッション誌のカバーボーイ、そしてアイドル雑誌、テレビ雑誌、映画雑誌、エンタメ雑誌あたりが定番でしょうか。ちょっと異色なものでは、書籍雑誌の「ダ・ヴィンチ」もイケメン率が高いですね。

     ですが官庁広報誌という、イケメンにとってはアウェーともいうべきステージに突如舞い降りたイケメンたち。その存在感。とても良いと思います。

    ■ イケメン表紙の広報誌「厚生労働」をよーくみてみる

     「厚生労働」を手にとってみましょう。

     表紙をめくると、すぐに表紙に登場した方のインタビューがはじまります。このインタビュー記事でもイケメンの写真が数点使われております。そう、イケメンは表紙だけで終わりではないのです。インタビュー誌面にも表紙を超える勢いのイケメン写真が掲載されているのです。その内容は……是非「厚生労働」で確認してみてください。

     何冊かみてみた限りでは、このところは医療に関するドラマに出演した俳優さんが起用されたようです。インタビューでは出演作品の話や、その作品を通して考えた医療や健康のことについて語っています。

    広報誌『厚生労働』バックナンバー(厚生労働省ウェブサイトより)

     ところで、この広報誌、ずっとイケメンだけなのかというと、そういうわけではありませんでした。バックナンバーを並べてみると、女性単独の表紙も多いのです。これはこれで美女ぞろい……!

     また、これはたまたまだと思うのですが、2021年秋からはまさにイケメンのゴールドラッシュというべき状態。

     2021年9月号は竹内涼真さん、10月号は窪田正孝さん、11月号は林遣都さんと小松菜奈さん、12月号は中山優馬さん、2022年1月号は溝端淳平さん、2月号は山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)が表紙を飾っています。ちなみに2021年発行の表紙で2人以上が登場したのは11月号のみ。近年は男性もしくは女性1人の単独表紙が多い傾向にあるようです。

    ■ 他の官庁の広報誌の表紙はどうなの?

     官庁の広報誌をこんなにじっくり真剣に見たのははじめてなので、「官庁の表紙って、最近はこんな雰囲気なんだー」と思いながら、他の官庁の広報誌もチェックしてみました。

     なんと、書店でファッション誌とならべてもひけをとらないようなスタイリッシュな表紙は、どっちかというとレアな存在でした。やるな!厚労省!……というより、各省庁の広報誌の表紙がそれぞれあまりに個性的で面白かったので、それはそれでまだ近々、記事でご紹介したいと思います。ひとつの記事には収まりきれない面白い世界がそこにはありました。

     そうなんです、「厚生労働」は、魅惑的な官庁広報誌ワールドの入り口に過ぎなかったのです……!

    ■ 難しくなく、誰でも読める「厚生労働」

     さてさて、話を「厚生労働」に戻すと、こちらの内容、読んでみると専門的なものではなく、誰でも読みとけるやさしい語り口となっています。

     医療や健康に関する特集が毎回組まれており、その他にも連載として自治体の取り組みの紹介、医療ベンチャーの取材、イベントや話題のピックアップ、新型コロナウイルス感染症に対する取り組みの紹介などが掲載されています。もしどこかで見かけたら開いてみて欲しいと思います。

    (了)

    【寄稿者 深水英一郎 プロフィール】
    作った人自身に作品を紹介してもらう「きいてみる」を企画中 https://kiitemiru.com/
    インターネットの本屋さん「まぐまぐ」を個人で発案、開発運営し「メルマガの父」と呼ばれる。Web of the Yearで日本一となり3年連続入賞。新しいマーケティング方式を確立したとしてWebクリエーション・アウォード受賞。未来検索ブラジル社元代表を務めニュースサイト「ガジェット通信」を創刊、「ネット流行語大賞」やMCN「ガジェクリ」立ち上げ。シュークリームが大好き。

    ※記事内の画像は厚生労働省ウェブサイトのウェブスクリーンショット。

    あわせて読みたい関連記事
  • 音声入力が当たり前の世界
    インターネット, 雑学・コラム

    えっ!まだキーボードで入力してるの? 2倍速入力も狙える「音声入力」に乗り換えよ…

  • 鬼ごっこ中に妹を「鬼」と呼びたくない兄がとった行動とは
    インターネット, 感動・ほのぼの

    イケメン降臨!?鬼ごっこ中に妹を「鬼」と呼びたくない兄がとった行動とは?「将来有…

  • 画像は「厚生労働省食品安全情報」公式Twitterのスクリーンショットです
    インターネット, おもしろ

    厚労省が猫の写真を使用してユニークな注意喚起 「アニサキスは猫パンチでは倒せませ…

  • 「ひろゆきに裁判で勝った人」が考える「金融庁が広報動画にひろゆきを起用」したことの危険性
    インターネット, 社会・物議

    「ひろゆきに裁判で勝った人」が考える「金融庁が広報動画にひろゆきを起用」したこと…

  • プレゼンリモコンに電子書籍のページめくりという新しい役目を与えよう(深水英一郎氏寄稿)
    ライフ, 雑学

    プレゼンリモコンに電子書籍のページめくりという新しい役目を与えよう(深水英一郎氏…

  • 泣き顔はどれ?
    社会, 雑学

    「泣き顔」「眠い顔」「よだれ」の絵文字を見分けられますか?(深水英一郎氏寄稿)

  • NFT解説マンガのセリフ、どこが間違ってる? 深水英一郎
    インターネット, サービス・テクノロジー

    NFT解説マンガのセリフ、どこが間違ってるかわかる?(深水英一郎氏寄稿)

  • 図解 組織開発入門 組織づくりの基礎をイチから学びたい人のための「理論と実践」100のツボ 坪谷邦生:著
    社会, 経済

    組織開発の全体像を捉える本——書いた人にきいてみる(深水英一郎氏寄稿)

  • 「ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律」著者:堀元見、ききて:深水英一郎
    社会, 経済

    堀元見1万字インタビュー「ビジネス書って同じことばっか書いてない?」(深水英一郎…

  • ALIFE | 人工生命 ―より生命的なAIへ 著:岡瑞起 ききて:深水英一郎
    社会, 経済

    生命を人工的に再現するALIFEとは——著者にきく(深水英一郎氏寄稿)

  • 深水英一郎(ふかみえいいちろう)現代歌人・エッセイスト

    記事一覧

    短歌や詩を書いています。『短歌の日』呼びかけ人 、短歌投稿企画『ついうた』主催 | 笹舟にちょうどよい笹にみとれて川に転落したことがあります | 基本いつでものんきです | シュークリームが好き | 日本でのCGM・フリーミアムモデルの先駆けとなるメルマガプラットフォーム「まぐまぐ」を個人で開発したため「メルマガの父」と呼ばれる。まぐまぐは Web of the Year 年間総合大賞を受賞、日本一のWebサイトとなりました | Twitter https://twitter.com/fukamie

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 音声入力が当たり前の世界
    インターネット, 雑学・コラム

    えっ!まだキーボードで入力してるの? 2倍速入力も狙える「音声入力」に乗り換えよ…

  • 短歌の日
    イベント・キャンペーン, 経済

    短歌バトルにクイズも?ネット短歌企画者があつまる「短歌の日」スタート 5月7日ま…

  • 「ひろゆきに裁判で勝った人」が考える「金融庁が広報動画にひろゆきを起用」したことの危険性
    インターネット, 社会・物議

    「ひろゆきに裁判で勝った人」が考える「金融庁が広報動画にひろゆきを起用」したこと…

  • プレゼンリモコンに電子書籍のページめくりという新しい役目を与えよう(深水英一郎氏寄稿)
    ライフ, 雑学

    プレゼンリモコンに電子書籍のページめくりという新しい役目を与えよう(深水英一郎氏…

  • 泣き顔はどれ?
    社会, 雑学

    「泣き顔」「眠い顔」「よだれ」の絵文字を見分けられますか?(深水英一郎氏寄稿)

  • NFT解説マンガのセリフ、どこが間違ってる? 深水英一郎
    インターネット, サービス・テクノロジー

    NFT解説マンガのセリフ、どこが間違ってるかわかる?(深水英一郎氏寄稿)

  • トピックス

    1. 仕事をする妻が武器商人にしか見えない?とあるXユーザーの自宅の“秘密”が最高だった

      仕事をする妻が武器商人にしか見えない?とあるXユーザーの自宅の“秘密”が最高だった

      数え切れないほどの銃や剣が並ぶ部屋の中で、ノートパソコンに向かう1人の女性。クライム系映画の1シーン…
    2. 「クリームソーダみたいなオムライス」が爆誕 インパクト抜群の喫茶店風アレンジ

      「クリームソーダみたいなオムライス」が爆誕 インパクト抜群の喫茶店風アレンジ

      子どもから大人まで人気のメニュー「オムライス」を大胆にアレンジして見せたのは、Xユーザー・盛り塩さん…
    3. ガシャポンの魅力&世界観を全身で体感!「ガシャポンに超夢中展2025」内覧会レポ

      ガシャポンの魅力&世界観を全身で体感!「ガシャポンに超夢中展2025」内覧会レポ

      10月31日から11月2日までの3日間、池袋・サンシャインシティにて「ガシャポンに超夢中展2025」…

    編集部おすすめ

    1. 嵐・四宮社長が偽アカウント多発に注意喚起 「来年のツアー用新アカウントの予定もなし」

      嵐・四宮社長が偽アカウント多発で注意喚起 「来年のツアー用新アカウントの予定も現時点なし」

      人気グループ「嵐」の公式SNSをめぐり、偽アカウントの出現が相次いでいることを受け、所属する株式会社嵐の四宮隆史社長が11月4日、自身のX(…
    2. ヒャダイン氏おすすめ 「ブロッコリー×ごはんですよ×ねぎ油」レシピ作ってみた

      ヒャダイン氏おすすめ 「ブロッコリー×ごはんですよ×ねぎ油」レシピ作ってみた

      音楽クリエイターのヒャダイン(前山田健一)さんが、Xで紹介した超手軽レシピ。それは「ブロッコリーを桃屋『ごはんですよ』と『ねぎ油』で和えたら…
    3. カレーシチューに、フレンチサラダ、本当にまずかった脱脂粉乳他(2300円)

      昭和の“たのしい給食”が期間限定で復活 脱脂粉乳まで再現した「絶滅危惧食フェア」

      昭和50年代までの学校給食を忠実に再現した「絶滅危惧食フェア」が、11月7日~9日までの3日間、東京都八王子市にある「給食のおばさんカフェテ…
    4. まるで洗車機?「理想の風呂」イラスト動画がまさしく理想すぎる

      まるで洗車機?「理想の風呂」イラスト動画がまさしく理想すぎる

      お風呂に入るのが面倒な日、ありますよね。そんな気持ちに寄り添いながら「こうだったら最高!」という理想を描いたイラスト動画がXに投稿され、大き…
    5. 集英社、生成AIによる権利侵害へ厳正対応を表明 Sora2公開後の「類似映像大量発生」を受け

      集英社、生成AIによる権利侵害へ厳正対応を表明 Sora2公開後の「類似映像大量発生」を受け

      集英社は10月31日、生成AIを利用した権利侵害への対応について声明を発表しました。今秋、OpenAI社の生成AIサービス「Sora2」が公…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト