おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

主婦は365日勤務のブラック企業勤め!?共働き主婦による「家事十戒」で家事にも働き方改革を

 株式会社ハークスレイが運営する持ち帰り弁当事業の「ほっかほっか亭」が、週に一度は家事しない日をつくり、家族のだんらんを楽しむ「ノーキッチンDay」を推奨していますが、新たに夫と妻の家事にまつわるすれ違いをクイズ形式で紹介するオリジナルサイト「家事十戒」を8月8日に公開しました。

 家事“あるある”をクイズ形式で解説しながら、夫妻の間に横たわる“誤解”や“意識のズレ”について話し合う機会を持ってもらおう、というものです。「家事十戒」内のイラストを担当しているのは、2015年、第37回MANGA OPEN奨励賞を受賞の漫画雑誌モーニング『海ガメたま子ちゃん』の作者・井田万樹子さん。

  •  この「家事十戒」には、働く女性の座談会の内容をもとに家事をする際の望ましい振る舞いについての10の設問が。そのうちの一部をご紹介してみると……

    【問一】 台所で忙しそうに動く妻に、夫がなにげない一言。急に妻が不機嫌になったのはなぜ?

    (夫の一言)手伝ってあげるよ?

     この一言、夫は善意のつもりで言っているんでしょうけど妻からしたら「何他人事なカオしてんの?」ってイラっとする言葉です。その言葉とは「手伝ってあげるよ」。家事ってそこに住む人みんなが負担しあって当たり前の事なんじゃないの?「あげる」って上から目線、何様!?と座談会でも盛り上がった様子。ここは共通の取り組むべき事という意識をしっかり持っている事を出していった方がいいですよね。最適解としては、「自分も一緒にやるよ」「何かほかにできる事ある?」「今やって欲しい事何かある?」など。

    【問二】 料理を作って得意げな夫に、何か言いたげな妻。妻の胸の内は?

    (夫の一言)オレのカレーはうまいぜぇ!(台所はぐっちゃぐちゃ)

     

     確かに早く帰ってきてくれて料理を作ってくれたのはありがたい。けれど、その流し台の山は何?料理作るだけ?散らかした野菜くずを片付けてないのはどうして?仕事をやっとの思いで終わらせて帰ってみると、料理と一緒に片付け物の山も出迎えてくれたという経験があった人も少なくなかった様で、うんざりイライライだったという人続出。料理って、使ったキッチン用品やゴミの後始末、使った食器の後片付けも含めて「料理」なんです!と声を大にして言いたいと満場一致の意見。「オレが作った!」と胸を張りたかったら、後始末まで完璧にしてからというところですね。

    【問三】 「何も言わないから家事しなくていいと思ってた」と携帯電話を触りながら答える夫。妻が怒った理由はわかる?

    (夫の一言)言ってくれたらやるけど~?

     折角の休日、妻だってゆっくりと休みたい。けど溜まった洗濯物や部屋の掃除、ごみの始末や食料品の買い出しなどなど、主婦業には細かく書くと書くのも疲れるくらいにはこまごまとした事も多く、一々あれこれ指示している暇があったら自分でさっさとやった方が早かったり……。ここにもし子供がいたりした日にゃ、休みなのに体を休める事ができず独りあくせく育児と家事を行う妻と居間で何も考えずゴロゴロとスマホで遊ぶ夫の図の出来上がり。家事も育児も夫婦の共同作業なのに何他人事のように遊んでるんだよ夫!!当事者意識持たんかい!!……と、座談会でも夫の他人事の様な態度にブチ切れている妻が続出の事態。何も言われないから、ではなくて何も言われないうちに、ですよ。言われないうちに自分から家の事、子どもの事をやるのです。自分の家族なんですから。

    【問四】 熱を出して寝込む妻にいたわりの言葉をかけ出かけていった夫。これってあり?

    (夫の一言)ごはんの心配しなくていいよ 外で食べてくるから

     一見いたわっているよう見せかけています。が、夫よ、病人を放ってどこに行く。「看病」のに文字をまさか知らないというのではないだろうか?「具合悪そうだし外で食べてくるわ」だって?じゃあ寝込んでいる妻は?病気で臥せって家事もできないって重症ですよ?普段からも仕事と掛け持ちして家事やっている妻は無理しがち。その無理がきかない状態って助けを必要としている時。そんな時こそ夫の出番でしょ。「自分がご飯作るからゆっくり寝て、今日は家事も任せて」くらい言うのが漢気ってもんでしょう。

     などなど、全部で問十まであるこの「家事十戒」、普段から妻に頼り気味かもって夫の皆さんは熟読すべし!ですよ。そして、献立考えるのも大変な食事作りは外注にして、もう少し家族がゆったり過ごせる時間を作りましょ。そして、お互いが「あれやってくれてありがとう」「これやってもらって助かったよ」と、お互いにねぎらいの声を掛け合えるようになるといいですよね。

     この、「家事十戒」は公式ホームページで公開されている他、ほっかほっか亭の一部直営店にて100部限定無料配布もしています。手元に置いておきたい働く主婦の皆さん、もし機会があったら手にとって見てみては。

    情報提供:株式会社ハークスレイ(ほっかほっか亭)

    (梓川みいな)

    あわせて読みたい関連記事
  • ほっかほっか亭、「書体をデザインした人」を捜索へ
    企業・サービス, 経済

    ほっかほっか亭、「書体をデザインした人」を捜索へ 創業50周年に“感謝を伝えたい…

  • リュウジ×ほか弁「バズベントウ」詳細判明 10種のメニューが3月13日より販売
    商品・物販, 経済

    リュウジ×ほか弁「バズベントウ」詳細判明 10種のメニューが3月13日より販売

  • ほっかほっか亭とリュウジがコラボ きっかけは弁当への「辛辣なレビュー」
    商品・物販, 経済

    ほっかほっか亭とリュウジがコラボ きっかけは弁当への「辛辣なレビュー」

  • っかアプリ会員限定企画 すみっコぐらしプレミアムキャンペーン
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    ほっかほっか亭×すみっコぐらしコラボ再び てのりぬいぐるみプレゼント

  • イベント・キャンペーン

    ほっかほっか亭『進撃の巨弁』第2弾弁当が……普通―1/8エレンフィギュアプレゼン…

  • アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    ほっかほっか亭『進撃の巨弁』キャンペーン第2弾実施決定

  • アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    リヴァイ兵長のお掃除フュギュアプレゼントも!―ほっかほっか亭『進撃の巨弁』キャン…

  • 梓川みいな看護師(正看護師有資格者)

    記事一覧

    一般内科、呼吸器科、整形外科、老年科、発達障害などを得意とする。医療・介護福祉等に高反応。雑多なネタも紹介していきます。
    娘二人(ともに発達障害あり)とネコ二匹の母。シングル。

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 災害ボランティアに行く前にやっておくべき大切なこと
    社会, 雑学

    災害ボランティアに行く前にやっておくべき大切なこと

  • お餅での事故を防ぐ ここがポイント!(出典:政府広報オンライン)
    社会, 雑学

    お餅での事故を防ぐ 3つのサインと3つのポイント!

  • 【ナースなコラム】MRIに禁忌なアレコレ え?増毛パウダーも!?
    ライフ, 雑学

    【ナースなコラム】MRIに禁忌なアレコレ え?増毛パウダーも!?

  • みかんは体に良いってほんと? 効能は?適量は?
    ライフ, 雑学

    みかんは体に良いってほんと? 効能は?適量は?

  • 【看護師コラム】実はこれやっちゃダメなんです!処方薬の使いまわし
    ライフ, 雑学

    【看護師コラム】実はこれやっちゃダメなんです!処方薬の使いまわし

  • エクストリーム! 全自動マーブルチョコの色分けが装置爆誕
    インターネット, おもしろ

    エクストリーム! 全自動マーブルチョコの色分け装置が爆誕

  • トピックス

    1. 丸山製麺が「ラーメン大好き小泉さん」とコラボ!小麦麺使用の新感覚「らーめん缶」を実食

      丸山製麺が「ラーメン大好き小泉さん」とコラボ!小麦麺使用の新感覚「らーめん缶」を実食

      丸山製麺が10月6日から、人気ラーメン漫画「ラーメン大好き小泉さん」とコラボした「らーめん缶」を、東…
    2. これでもう怒られずにすむ? 息子が作った「ママの攻略本」の実力は

      これでもう怒られずにすむ? 息子が作った「ママの攻略本」の実力は

      親に怒られてしまった子どもが、その後に取る態度はさまざまです。落ち込む子もいれば、しっかり反省する子…
    3. 警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠

      警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠

      インターネットを使っていると、ふとした瞬間に現れる「警告ポップアップ」。 近ごろでは「サポート詐欺」…

    編集部おすすめ

    1. 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)

      ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」を発売

      マクセルイズミ株式会社は、ストッキングやタイツなどの繊細な衣類にも対応する毛玉取り器の新モデル、「毛玉とるとる Pro(KC-NW825)」…
    2. キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンが、バンダイの「ガシャポン」とコラボレーション。歴代のカメラとレンズをミニチュア化した「Canon ミニチュアカメラコレクション」を…
    3. 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信社は10月9日、自民党本部での取材中に「支持率下げてやる」などと発言した本社映像センター写真部の男性カメラマンを厳重注意したと発表し…
    4. 「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      言わずと知れた人気コンテンツ「ちいかわ」。かわいくもハードなあの作品世界に入っていきたいと願う人は多いはず。筆者もその1人です。しかし二頭身…
    5. ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      キーボードに差し込まれたトランプのジョーカーと、その裏に書かれた「げぇむすたあと」の文字。Xユーザーの「たーけ」さんが、たまたま入ったネット…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト