プロのお菓子職人の中には目を見張るほどの食べられる作品を作り上げてしまう人もいますが、制作歴9か月にして才能を開花したアイシングクッキー職人の作品が見る人の目をことごとく奪ってしまう程に繊細で素晴らしいと絶賛されています。

 このアイシングクッキーを紹介したのは、作者の姉である越後屋さん。
「妹の新作。アイシングクッキーを作り始めて9ヶ月。気がつくとクッキー型をデザインして、金型から作るようになってた… 金魚も金魚鉢もデザインしたらすぃ。金魚鉢の中身は飴細工。どこを目指しているのだ。おねいちゃんびっくり」とツイッターに紹介したところ、たちどころに2万8千回近くのリツイートと8万5千のいいねが付き、大きな話題に。見た人からは、「食べるのがもったいなくなりそう」「すごい、美しい!」「創造力と行動力と、それが展開できる舞台すごい」そして購入したいという声も続々とリプライに届いています。

 越後屋さんによると、妹さんはオリジナルの抜型を知り合いにオーダーして作ってもらっているそうで、金魚鉢の抜型や金魚の抜型も作ってもらったものであるという事。この金魚鉢の抜型を使ってクッキーを作って焼き、鉢の中の部分は飴を流し込んで細工を施して仕上げているもの。手のひらサイズくらいの金魚鉢のクッキーの中に、白い玉砂利が敷き詰められてそこに立つ水草と3匹の泳ぐ金魚が再現されています。透明な飴の中に泳ぐ金魚たちと、青色で表現された水紋が何とも涼やかな雰囲気を醸し出しています。

オーダー物のクッキー金型とアイシングクッキー

 妹さんは趣味でアイシングクッキーを作り始めてから、その持ち前の器用さでお弁当風のクッキーを作ったり、キャラクターものや鳥や花といったモチーフの物まで見ていて飽きなくなるような作品を次々と作り出しています。

お弁当風アイシングクッキー

 これらのクッキー、残念ながら今のところ販売の予定はないという事ですが、妹さんが作ったアイシングクッキーの数々は新たにツイッターアカウント「mokomoko-cookies(@CookiesMokomoko)」を妹さんご本人が開設してそちらに随時掲載していくという事です。制作過程なども追々掲載されるそうなので、気になるという人はぜひチェックしてみて下さいね。

<記事化協力>
越後屋さん(@echigo_cos)
mokomoko-cookiesさん(@CookiesMokomoko)

(梓川みいな)