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武井壮がネットの暴言に警告 「苦しんで死ぬ人もいるならもうネット上のお遊びじゃねえぞ!」

 現代人にとって生活の一部となりつつあるSNSという存在。自分のアカウントを開けば、それまで交流する機会すらなかった人たちと気軽に会話を楽しむことができます。

 一方で、現実と切り離して匿名で存在できるがゆえに、好き勝手に意見を投げつける人も少なくありません。時にそれが誰かを傷つける刃となり、さらには相手を死に至らしめることすらあります。

  • ■ ネットの暴言は現実以上に大きな力をもった暴力になる

     タレントの武井壮さんが12月11日、自分のTwitterアカウント上(@sosotakei)にネットの暴言について次のような意見を投稿しました。

     「なんで職場や学校などでのハラスメントは問題視されて処分されるのに、ネット上で知人や見も知らぬ特定の人間を侮辱や中傷したりしつこく攻撃する事は当たり前みてえな空気なんだ?
    お前ら街で人にいきなり暴言吐かれたり殴られたらどうだ?苦しんで死ぬ人もいるならもうネット上のお遊びじゃねえぞ!」

      「もう『生の声』だけがリアルじゃねえからな。『ネット』での暴言は生の声以上に拡散して悪意に満ちて、現実以上に大きな力を持った暴力になるって事をそろそろ気付くべきだろ?これは『いじめ』や『虐待』が形や住処を変えて人の心を傷付ける最も醜い行為だ、最低限のモラルが無え人間にだけはなるなよ」

     武井さんが放った警告。以前から問題になっていましたが、SNSユーザーが爆発的に増えた近年、特に問題視されるようになっています。

     現実世界では誰かを傷つければ、間違いなく何らかの罰を受けます。それが力ではなく、言葉の暴力であったとしてもです。このため現実ならば相手のことを思い、言葉を慎重に考え発する人がほとんど。

     しかし、武井さんが言うようにネットの場合には、相手の気持ちを無視して、いきなり暴言を投げつけてくる人が存在しています。意識的に発している人もいれば、無意識に発している人と、どちらも存在しています。

     特に相手が著名人や公式の場合には、その立場から即反論してくるケースが少ないことから、好き勝手に侮辱の言葉や全くのデタラメ(嘘)を投稿する人もいます。

     そんな行為を頻繁に目にするようになった状況ゆえか、この投稿には沢山の賛同の声がよせられ、記事執筆時6万超えるいいねがつけられました。また、武井さんほどのフォロワー数(143万人)を有する影響力のある人からの言葉ともあり、応援の声も沢山よせられました。

    ■ 武井壮から「いじめられたりしてるみんな」へ

     武井さんが今回こうした発言を行った理由は後のツイートで明かされています。投稿では、「オレの仲良い女性アスリートがネットの書き込み見て泣きながら相談してきてさ『こんな事なら強くならなきゃ良かった』ってよ。。」と説明。

     そして今まさに同じ状況で苦しむ人たちに向けても「そんなことで輝きは無くならねえから安心しろよ。罵声浴びせられたり、いじめられたりしてるみんなさ、そんな薄暗いとこだけが世界じゃねえから、山ほど幸せになろうな!」と力強いエールを送っています。

    <参考・引用>
    武井壮さん公式Twitter(@sosotakei)
    ※画像はTwitter画面のスクリーンショットです。

    (宮崎美和子)

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