先月(2020年5月)、「グッ!(good)」ポーズをしているように見えるナスが発見されたというニュースをお伝えしましたが、今回は「自分のことをキュウリだと思い込んでいるいちご」が発見されました。発見したのは、福島市で「みづの農園」を営む園主のみづのさん。今回もいろいろお話を聞いてみました。
事の発端は、みづのさんが自身のTwitterで「自分のことをキュウリだと思い込んでいるいちごです」というコメントと共に、1枚の写真を投稿したこと。その写真には、長細くて、色が赤ではなく緑なら、キュウリかな?と思ってしまうようないちごが写っていました。
自分のことをキュウリだと思い込んでいるいちごです。 pic.twitter.com/r10BtJmjGX
— みづの (@mizunoman1214) May 31, 2020
この投稿には、2万件以上のリツイートと、10万件以上のいいねが付き、「前世がキュウリだったんですね」「育ち方の癖が強い」「これはこれで可愛いですね」など、多くのコメントが寄せられています。また、中には「ワサビと思い込んでるかも」「ニンジンに見えました」と言う人も……。
みづのさんにお話を伺ったところ、撮影したのは5月31日の夕方で、「キュウリみたいだな」と思い、何気なく写真を撮ったのだとか。このような形になることを奇形果というそうなのですが、みづのさん曰く「毎日、収穫する中で1~3%くらいは、でこぼこしていたり変わった形の奇形果が穫れます」とのこと。
さらに、「今回のような長細い形はシーズン通して数える程度しか出ないように思います」と話し、「奇形果になる原因は受粉不良や栄養分の過不足、温度等さまざまな要因が考えられます」と教えてくれました。
みづのさんは、元々は福島県を中心に活動していた芸人で、体調不良をきっかけに引退し、2013年から就農。現在はいちごの他にも様々な農作物を育てているそうなのですが、トマトやニンジンやじゃがいも等でも変わった形のものが穫れたことがあるとのこと。6月3日には、「何年か前にもニンジンが逃げ出したことがありました」と、カゴから逃げ出しているようにも見えるニンジンの写真を投稿していました。
ちなみに、この「自分のことをキュウリだと思い込んでいるいちご」ですが、その後どうなったかというと、通常は奇形果もまとめて出荷できるそうなのですが、みづのさんは「なんか愛着が湧いてしまったので出荷せずに自分で食べました」とのことで、「バナナスタイルで食べやすくて、完熟で甘かったです。キュウリの味はしませんでした」と、後日ツイートされていました。甘いんですね……なんだか1度、食べてみたいと思った筆者でした。
いちおう追記。通常こういった奇形果もまとめて出荷できるんですが、なんか愛着が湧いてしまったので出荷せずに自分で食べました٩( ᐛ )و
バナナスタイルで食べやすくて、完熟で甘かったです。キュウリの味はしませんでした。しませんでした。しませんでした。(JAM)(いちごだけに)(やかましいわ) pic.twitter.com/cSq5GmtR9j— みづの (@mizunoman1214) June 2, 2020
<記事化協力>
みづのさん(@mizunoman1214)
(佐藤圭亮)