毛を逆立てて、体を弓なりにしている猫の威嚇ポーズ。本気モードだと尻尾まで緊張感のあまりに毛が逆立ち、ブワっと太く見えます。その威嚇ポーズに「やんのかステップ」という呼び方が付いているらしいです。

 「猫のこのオラついてるの、やんのかステップっていうと聞いて・・・めっちゃ可愛いな!」と、ツイッターに飼い猫の威嚇ポーズを投稿したのは、二人の人間のお姉さんになったぺろすけちゃんの飼い主さん。

 すっかりお姉さんになったぺろちゃん、今は上の子の遊び相手をしつつ、下の子を見守る優しいお姉さんになりました。飼い主さんのお子さんも、ぺろ姉さんが大好き。しょっちゅうくっ付いて遊んでいるようです。

 ぺろちゃん、飼い主さん宅の長女的なポジションにいる訳ですが、まだ2歳のやんちゃ盛り。人間の年齢にしたら20代前半のピチピチなお年頃。下の子たちの相手もするけど、自分が遊ぶのも大好きです。

 そんな遊び盛りのぺろちゃん、飼い主さんの話では、「おもちゃを追いかけて大興奮しているところに近寄ると“やんのか”されてしまいます……」との事。テンションが上がっている時に大人が近づくと、そのテンションが威嚇する方向にシフトするかの様ですね。

 それにしても、この「やんのかステップ」ってネーミング。誰が言い出したかは全く不明ながらも、語感が何だか可愛いですよね。知らない野良猫に突然、全身で威嚇されたらさすがに身の危険を感じてしまいますが、自分の家の猫だとその威嚇さえも可愛く思えてしまうのは、きっと飼い猫に対する大きな愛情と慣れがあるからなんでしょうね。

 ツイッターでは、このぺろちゃんの様子を見てやはり「やんのかステップって言うの、知らなかったけど可愛い」との声が多数。「うちではこのカッコ、食パン飛びって呼んでた」「欽ちゃん走りだったな」と、それぞれの「我が家の呼び方」も出てきています。

 この状態で大人が手を出すと「シャー!!」とともに容赦ない猫パンチが繰り出された後にダッシュで逃げられるか、本気の攻撃に移るかのどちらかになりますが、戦闘モードに入ってしまった時は、本気で噛まれないようにくれぐれもお気を付けを。過去に本気で飼い猫に噛まれて、おおごとになった人も少なくありませんから……。

 小さい子には遠慮なく遊ばれ、何をされても怒らないのに、大人には本気を見せてくるあたり、猫も分別が付いているんだなぁ……と感心してしまいますね。

<記事化協力>
ぺろすけさん(@__perosuke__)の飼い主さん

(梓川みいな)