1974年からテレビアニメと漫画で展開されてきた、永井豪さん&石川賢さんの「ゲッターロボ・サーガ」。その最終作にして、石川さんの急逝により未完となっていた「ゲッターロボ アーク」が2021年夏にアニメ化が決定。ティザービジュアルとPV第1弾が公開されました。

 1974年の「ゲッターロボ」から始まった「ゲッターロボ・サーガ」。いわゆる変形・合体ロボのパイオニアとして、永井豪さんと盟友の石川賢さんにより「ゲッターロボG」「ゲッターロボ號」「真ゲッターロボ」などの作品が漫画、アニメで展開されてきました。

 その最終作として、2001年に双葉社の「スーパーロボットマガジン」で連載が始まった「ゲッターロボ アーク」。2003年に掲載誌が休刊、単行本化時に加筆されたものの、2006年に作者である石川賢さんが急逝したこともあり、未完の作品となっていました。

 公開されたティザービジュアルには、主人公の流拓馬(「ゲッターロボ」「ゲッターロボG」の主人公、流竜馬の息子)と主人公機ゲッターアークが描かれます。そしてゲッターロボの初代パイロットの1人であり、その後ゲッター線の研究者となって作品に深くかかわることになる神隼人の横顔も左上に見え、ゲッターの総決算であることが強く意識されています。

 今回制作されるアニメは、石川賢さんのテイストをより色濃く反映させたものになるとのこと。PV第1弾には1998年のOVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日」第4話~第13話のOPで、高い人気を誇る影山ヒロノブさんの「HEATS」を新録した「HEATS 2021」をフィーチャーし、ゲットマシンが合体してゲッターアーク(アークは大日如来を表す梵字)になるシーンも見ることができます。

 監督は「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」「新ゲッターロボ」などを手掛けた川越淳さん、アニメーション制作はOVA「ゲッターロボシリーズ」のBee・Mediaが担当。ゲッターロボを滅ぼすため、未来からやってきたアンドロメダ流国との戦いを描きます。

 11月6日~8日にオンライン開催される「TAMASHII NATION 2020」では、全高2mを超えるゲッターアークの立像のほか、関連フィギュアの試作品や超合金魂での歴代ゲッターロボを展示。さらに「ゲッターロボ アーク」のアニメ化を記念し、11月2日12:00~9日10:00に、YouTubeでOVA版「ゲッターロボ」3作品の無料配信も実施されます。

(c)永井豪・石川賢/ダイナミック企画・真早乙女研究所

情報提供:真早乙女研究所

(咲村珠樹)