日本花き振興協議会では、新型コロナウイルスの影響で人と会う機会が制限され、節目や記念日を祝いそびれた方に向け、今からでも気軽に花を贈りませんか?という「Okulete gommen(オクレテゴメン)」プロジェクトをスタート。1月29日にアンバサダーを務めるお笑いトリオ、ハナコのみなさんが登場する記念イベントが開催されました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、人と会う機会が制限される日々が続きます。いつもだったら会ってお祝いをしていたのに、今回はできなかった……という人も多いのでは。
花の生産・流通・小売・文化など、花に携わる業界9団体で構成される日本花き振興協議会では、このような「祝いそびれ」を気軽に花を贈りあう新たなきっかけとして広める「Okulete gommen(オクレテゴメン)」プロジェクトをスタート。お笑いトリオ・ハナコのみなさんをアンバサダー「Okulete gommen(オクレテゴメン)応援団」に任命し、東京ミッドタウン日比谷に1月29日~30日の期間限定でオープンする「遅れたおめでとう応援花屋」をはじめ、全国のフラワーショップで展開します。
都内で開催された記念イベントに登場したハナコの3人は、花と応援団をイメージしたピンクの学ラン姿。ステージのディスプレイに使われている花が本物だと聞かされ、近寄って「うわ!いい匂いがする!」と感嘆の声をあげる菊田さんと岡部さんですが、アクリル板で仕切られた立ち位置の真ん中に立っている秋山寛貴さんの場所だけ花のディスプレイがなく、残念がる場面も。
司会者に花を贈る機会について尋ねられると、岡部さんは「単独ライブなんかで贈り合います。キング・オブ・コント優勝後の単独ライブで、サンシャイン池崎さんが贈ってくれた犬の形をした花(フラワーアレンジメント)が印象に残っています」とのこと。
また、秋山さんは結婚して間もないこともあり「婚約する時、ひまわりの花束を持ってプロポーズしました」とロマンチックなエピソードを披露。感激されたそうですよ。
菊田さんは毎年父の日、母の日に花を贈っているそうで「いい息子だな、って思います」と笑いながら自画自賛していました。
今回の「Okulete gommen(オクレテゴメン)」プロジェクトでは、様々なメッセージがデザインされたラッピングで花束を作ることができます。現在は「DOGEZA」「PECORI」「UKKARI」「OIWAI」の4種ですが、これからも新しいデザインが追加予定。
せっかくなので、ハナコの皆さんもデザイン案となるイラストを描いてみませんか?ということで、岡部さんとイラストの得意な秋山さんが挑戦。菊田さんは審査役として、3分間の制限でイラストを描いてもらうことに。
完成したイラストは、秋山さんは「遅れてごめん」と焦りつつ、後ろ手に花束を隠した男性。ドキドキする気持ちが伝わってきます。
岡部さんはストレートに、自分たちハナコの3人が花束を持っている、というイラスト。「メンバーの特徴をデフォルメして描きました」の言葉花に、小さく描かれすぎた秋山さんは「こんなに小さいの?」と少し不満そうでした。
菊田さんの審査結果は、秋山さんに軍配。「シンプルに絵が上手い」と、納得の理由でした。
ここで「Okulete gommen(オクレテゴメン)」プロジェクトにちなみ、岡部さんが秋山さん、菊田さんに「祝いそびれた」花束を贈りたいと退場。司会者にお祝い事の有無を聞かれると、2人は思い当たるようなことはあったかな……と思案顔です。
2つの花束を手に戻ってきた岡部さんは、お2人に朝ドラ「エール」で身につけた福島方言で「遅れてごめんなさい、ご結婚おめでとう!」と差し出しました。秋山さんはついこの間ですが、菊田さんは2019年と2年も前のこと。
岡部さんによると、菊田さんには「出産祝いは贈ったけど、結婚祝いではちゃんと贈ってなかったな、と思って」ということで、2020年に生まれた娘さんと3人で幸福な家庭を作ってほしい、というメッセージを込め「幸福な愛」という花言葉を持つブルースター(オキシペラタム:瑠璃唐錦)をメインにした花束を。花言葉から、ウェディングの際にもよく使われる花だそうです。
秋山さんには、2020年10月に結婚したばかりということもあり、2人で前進してほしいというメッセージを込めて「希望・前進」という花言葉のガーベラをメインにした花束。秋山さんも「テンション上がりますね」と、花束のパワーを感じた様子でした。
2月に入るとバレンタインデーが近づきますが、菊田さんは小学校6年生の時、カバンに無記名のチョコが入っていたそうで「今でも誰か分からないので、もし見てたら連絡ください」とお願いする場面も。
また、バレンタインに男性から花束を贈る、という日本花き振興協議会の「フラワーバレンタイン」という取り組みについては、岡部さんが「普段彼女とケンカした時の仲直りで花を贈ることはあるけど、バレンタインに贈るのもいいですね」と語っていました。
イベント終了後、ハナコの皆さんは東京ミッドタウン日比谷の地下1階にあるフラワーショップ「BIANCA BARNET BY OASEEDS日比谷店」に移動し、一日店長を体験しました。
実際に「Okulete gommen(オクレテゴメン)」専用のラッピングペーパーを使い、小さな花束を作る場面では、3者3様のアレンジメントが完成。ラッピングペーパーや花のチョイス、色合いなど、それぞれ素敵な花束となりました。
日本花き振興協議会の「Okulete gommen(オクレテゴメン)」特設サイトでは、専用のラッピングペーパーの紹介や全国700店舗以上の参加店舗が検索可能。また、贈る気持ちにぴったりの花を探せる、花言葉から花を検索できる「はじめて花言葉辞典」も提供されています。
面と向かって渡せなくても、フラワーショップでは配送を受け付けているところもあり、思った以上に気軽に花を贈ることができます。ちょっとした機会に花を贈り、暮らしを華やかにするお手伝いをするのもいいかもしれません。
取材協力:日本花き振興協議会
(取材:咲村珠樹)