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米粒サイズのリアル感 蟻粒生物研究家の歯医者さんが作る「ミニミニチュア作品」の世界

 Twitterユーザーのかきらしさんは、本業の歯科医の傍ら、様々なキャラクターや食べ物のミニチュアを作っている人物です。

 樹脂粘土を用いて作るそれらは、本物そっくりの見た目もさることながら、米粒よりも小さなサイズ感が特徴。先日も自身のTwitterで新作を発表し反響を呼んでいます。

  •  この日、公開されたのは指にのせられたキリンさん。先述の通り、米粒サイズのミニチュアを作るかきらしさんですが今回もしかり。「のせている」といっても、息を吹きかけると何処へ飛んでしまいそうな“ミニミニチュア”作品です。

     「米粒サイズでも、本物に近く実際に動き出しそうな作品を追求しているんです」と、自身の作品全体におけるコンセプトを語るかきらしさん。今回のキリンは「『米粒と同じくらいの大きさのキリンがいたら可愛いな』というのが題材に選んだ理由です」と語っています。

     公開された作品は、サイズ感的に目を凝らす必要性はあるものの、その先には、先述の特徴が盛り込まれたリアルなキリン。デフォルメなどせず、曲線的な身体や、首から背中にかけた特徴的な凹凸模様といった特徴もしっかり表現。

     ちなみに作品作りで最も苦労した点は「指の上にのせて写真を撮るのが実は1番苦労します」とのこと。

    凹凸模様や曲線的な身体といったキリンの特徴もしっかりカバー。

     実はかきらしさんがキリンを作ったのは今回が3度目。続く投稿では、過去2度のミニミニキリンを紹介しています。それは、自身の作品のクオリティが増していく変遷という意味合いも。

    初代を作ったのは2019年。今回のキリンは3作目。

    今年1月に作った2作目。リアル感が増しました。

     「1回目は、色の把握がちゃんと出来ていなくて、よくある黄色のイメージで作ってしまったなと。なので、今年(2021年)1月に作った2回目は、より本物に近く、さらに動きを加えるように試みました。そして今回は、『さらに小さくすること』に挑戦しています」

    夢は茶碗いっぱいにミニチュアを作ることな投稿者。

     自身が生み出した様々な“微生物”たちの様子は、Twitterに加えInstagramでも紹介されています。皆様、目を凝らしながら覗いてみてください。

    <記事化協力>
    蟻粒生物研究家 歯科医かきらしさん(Twitter/Instagram:@kikanoshiten)

    (向山純平)

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