千葉県に住む高校生の橋川さんがTwitterに投稿した、「そこそこ規模の大きい地方都市の駅前や中心市街地」のイラストが話題となっています。

 どことなく既視感ある1枚には、1万を超えるいいねが寄せられています。

 Twitterに投稿されたイラストには、中心に鉄道の在来線ホームと新幹線ホーム、その脇にある「駅を跨ぐ高架道路」が記載。「駅周辺マップ」をイメージしたものとなっています。

 駅裏には、「タワーマンション」「ビジネスホテル・マンション・複合オフィスビル」「謎の公益施設」「2-3階建ての商業施設」が、駅前には、「タワーマンション」「シティホテル付の駅ビル」「駅前ホテル」「有名百貨店」「複合ビル」「古い路地」「地場百貨店」が記載されています。

 橋川さんは、日本の都市に関する投稿を、以前よりTwitterから発信している人物。ここ1年ほどは、都市交通や地理分野関連をテーマにしたものが多かったそう。

 その中で、他のユーザーが投稿した「架空の街並み」を描いた地図イラストを見て、「自分も分かりやすくまとめた地図を作ってみたい」と思ったのが作るきっかけになったとのこと。

 群馬県高崎市・石川県金沢市・長野県長野市といった日本各地の中核市(法定人口が20万人以上)から、人口100万人までの政令指定都市までを想像した上で作成されました。

 筆者は、橋川さんの市街図を最初に見たとき、真っ先に思い浮かんだのが、我が故郷「姫路市」でした。中核市(人口50万人超)であり、新幹線駅もある姫路ですが、橋川さんの市街図には思わず既視感。今回の投稿には、筆者以外にも、各々の馴染みの街を思い浮かべる方が多く現れています。

 橋川さんが作成した地図は、あくまで「都市の傾向」をイメージしながら描いたものです。なので、建物の配置には微妙に違いがありますし、そもそも姫路の場合は、駅が高架化されたため、かつてあった高架道路は撤去されています。とはいえ、それを踏まえて見ても、姫路に馴染みのある人間にしてみれば、「そういや昔はこんな感じやったなあ」と思わずつぶやいてしまうほど。
 
 「確かに異なる部分は多かったですが、ある程度当てはまる都市が多かったようです。『京都』『さいたま(大宮)』『札幌』『福岡(博多)』といった、中核都市レベルでも当てはまったのが少々意外でしたね」

 一連の反響について、橋川さんはこのように振り返っています。

<記事化協力>
橋川さん(@hashikawa_in)

(向山純平)