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かわいいけどちょっとダーク 淡い世界から題材を引き立たせるイラストレーター

 「淡かったりかわいいけどダークさを感じる絵を描いています」という自己紹介つきで投稿された、イラストレーター・鷹鷺さんの作品がTwitterで反響を呼んでいます。

  •  美術大学でアニメーションを学びつつ、イラストレーターとしても活動している鷹鷺さん。

     描く作品は、ご自身が「かわいいものや淡いものが好き」ということもあり、主に「女性」「雲」「うさぎ」「花」がモチーフ。その中から今回紹介した4作品は、それらをモチーフとした代表作です。

     無数の風船を握りしめながら、雲の上をふわふわ浮かぶうさぎを描いたのが1枚目の作品。「淡く幻想的な雰囲気」を目指して描写したそうです。

     マーガレットの花言葉「秘密」をテーマにして描かれたのが2枚目。花飾りを身に着けたロングヘア―の女性が、こちらをじっと見つめています。

    マーガレットの花飾りを身に纏った女性。

     3枚目も女性を題材として描かれています。こちらは、「少し肌寒い空気感と差し込む光が合わさった秋の晴れ間」を表現。

    花柄のニットを着用した女性。秋の晴れ間を表現しています。

     ちなみに女性は花柄のニットを着用していますが、これは鷹鷺さんが当時それにハマっていたため。

     「光」と「闇」の相反するコントラストを表現したのが4枚目。レースが特徴的な衣装に、王冠を着用したお姫様らしき女性が祈りをささげています。

    光と闇の対照的なコントラストを表現したお姫様のような女性。

     「レースの軽やかで、透明感のある質感を描きたくなり制作しました。レースが透けている描写がこだわりです」と、鷹鷺さんは作品の詳細を語っています。

     どの作品淡い色調をもとに描かれていますが、決して淡白というわけではなく、また「ダーク」とつぶやきつつも、「悪」を感じるわけではありません。

     いずれの作品も、「女性」「雲」「うさぎ」「花」それぞれの魅力がすっと自然体に描かれた結果、のぞき込んだユーザーたちの多くが、鷹鷺さんが生み出す世界に魅了されています。

    <記事化協力>
    鷹鷺さん(@takasagi_07)

    (向山純平)

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