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栓抜きがなくても石川県があれば大丈夫 3Dプリンター作品にびっくり

 お酒や調味料が入っている瓶の蓋を開けようとしたとき、栓抜きがなくて困ったことはありませんか?そんなときは石川県があれば大丈夫。

 ツイッターユーザーの麦茶さん(@darkmatter159)は3Dプリンターを用いて「石川県型の栓抜き」を制作。ユニークなアイデアに20万件もの「いいね」が寄せられ、大きな話題になっています。

  •  麦茶さんは3Dプリンターを使用した造形を趣味としており、枠にとらわれない自由な発想の作品を過去にも多数制作しています。

     実は今回のような「都道府県」をモチーフにした作品は以前から制作しており、「石川県」は青森県、千葉県に次ぐ3作目。かつて芸人バカリズムさんが披露したネタ「都道府県の持ち方」から着想を得たのだそう。

     このアイデアなら都道府県数にあわせて最低47個の作品が作れて、自分の思考を柔軟にするトレーニングにもなると考えた麦茶さん。石川県の場合は、特に能登半島側が栓抜きに見えたことから制作に取り掛かりました。

    モデリングされた石川県

     Fusion360というモデリングソフトとFLASHFORGE Creator3という3Dプリンタにより作られた今作。特にこだわった点は日常的に使える強度と蓋の開けやすさとのこと。

    能登半島がいい感じに栓に引っかかっています

     ビッグサイズで出力された石川県はちょうど能登島の部分が省略されていますが、その分ひっかかりが容易で蓋は開けやすそうです。麦茶さん自身、実際に使ってみると予想以上に簡単に開けられたので驚いたと話しています。

     多くの方を驚かせた石川県の栓抜き。投稿には「石川県民です。お役に立てて何よりです」「この瞬間ほど、我が石川を誇りに思ったことはありませんよ」と石川県民からの称賛のコメントも多数寄せられています。

     都道府県シリーズの今後について「時間はかかりますが、頑張って47都道府県制覇する予定です」と制作の継続を宣言。麦茶さんの作品はYouTubeチャンネル「麦茶」にて公開中。今回の「石川県の栓抜き」の制作の様子もアップされています。

    <記事化協力>
    麦茶さん(@darkmatter159)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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