ポケットモンスターシリーズ最新作「スカーレット・バイオレット」に登場する「テラスタルオーブ」と言えば、作中で欠かせないアイテムのひとつ。「モンスターボール」と形状が良く似ていることも特徴ですが、これを既存の玩具を改造して再現した強者がツイッターに現れました。

 投稿された作品は、まさにゲームに登場するテラスタルオーブそのままの完成度。さらに本体をブラックライトで照らすと、内部に六角形のテラスタルマークが浮かび上がるというニクい演出も。これはかっこいい……!

 制作を行ったツイッターユーザー「ぱんくん.com」さんは、実は今回のテラスタルオーブ以前にも、作中に登場したボールを再現しているという、生粋のモンスターボールマニア。今作もゲームで見た瞬間に「作らなきゃ!」という使命感にかられ、制作を決意したのだそう。

ぱんくん.comさんが制作したモンスターボール

 作品のベースとなっているのは、過去に発売された「モンスターボールPlus」というボール型のゲーム周辺機器。これに3Dプリンタや透明レジンを用いて自作したパーツを取り付けたり、塗装を施したりという工程の中で、特にこだわったと話すのはその「光沢感」。

自作したパーツ

 塗装部分から透明の部分まで、ツヤツヤに磨かれており、なんとも高級感あふれる出来栄えに。中に仕込まれたマークもくっきりと見えています。

テラスタルマークが浮かび上がる仕様

 さらに、元々のゲーム周辺機器としての機能も一部残されており、「ポケモンGO」において現れたモンスターを捕獲することも可能なのだとか。作中におけるテラスタルオーブの使い方とは少し異なりますが、街中でサッと取り出せば、大きな注目を集めることは間違いないでしょう。

ゲームでも使えます

 4年前から始めたぱんくん.comさんのボールコレクションは今作で23種類目。作中には全部で30種類以上のボールが登場するので、全てを揃えるのはもう少し先になりそうですが、「いつかコンプリートしたいです!」と、今後の展望を意気込みたっぷりに語ってくれました。

 合わせて「こうした分解や改造を行った機器は、公式のサポート対象外になってしまいますので、くれぐれもご注意ください」といった呼び掛けも。ぱんくん.comさんの高い工作技術があってこそ作れる作品ですので、安易に真似をしないようにしましょう。

<記事化協力>
ぱんくん.comさん(@pankun_com47

(山口弘剛)