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カメラのレンズとゼロ距離!中望遠で撮りたい親VS寄りたい子ども

 可愛い我が子を写真におさめて、日々の成長を記録しておきたいという人は多いと思います。しかし、子どもは自由。なかなか思うように撮れなくて苦労している人も多いのではないでしょうか。そんな親子による「シャッターチャンスをめぐる戦い」の様子がTwitterに投稿されて注目をあつめています。

  •  Twitterに写真を投稿したのは、カメラマン歴10年以上のキャリアをもち、出張カメラマンサービスをメインに活動しているしむさん。プライベートでも普段、大阪周辺で趣味のポートレート撮影を行っています。

    「中望遠で撮りたい親 VS 寄りたいモデルの図」と投稿された写真には、しむさんがかまえるカメラのレンズにゼロ距離で接近している、しむさんのお子さんの姿が写っています。こ、これは……。

     お子さんの心境としては、大好きなパパがのぞいているカメラが気になって自分ものぞいてしまったということでしょうか。ただし、これではいくら写真の技術が高くても上手に撮ることはできません。お子さんに悪気は一切ないのは分かっていることですが……。「親の心、子知らず」とは、こういうことを言うのかもしれません。

    ■ 毎週お子さんと撮影

     毎週、外に出かける時はカメラを持ち出してお子さんの撮影をしているという、しむさん。現在お子さんは2歳2か月。今回の写真は1歳3か月の頃だとか。「カメラをかまえている時は、かなりの頻度で近づいてきます」と語ります。近づいて来てくれる気持ちは嬉しいものの、可愛い写真を撮りたいしむさんとしては複雑な気持ちですね。

     ちなみに今回のツイートにコメントする形で「まだ写真あった」と、カメラとゼロ距離のお子さんの写真も投稿。前述されている頃よりもさらに小さい頃の写真と思われます。その時からカメラのレンズに顔をうずめるのが好きだったようです。もしかしたら「将来、有名なカメラマンになるのでは?」と思わず期待してしまいます。

    ■ お子さんを撮る時のこだわり

     普段、撮影する時は基本的に「近づいてきても逃げない」ようにしているそう。どうしてもしっかりと写真を撮りたい時は一人で撮らず、「カメラに写らない場所に、妻にいてもらう」方法で撮影をしているといいます。どうしても一人の場合は、近づいて来たら同じ速度で逃げながら追いかけっこをして遊んでいるようにして撮っているのだとか。

     お子さんを撮影する時のこだわりについて聞くと、「写真を撮るのは遊びの延長として思ってもらう」「会話と同様に子どもと同じ目線でカメラをかまえる」「撮る場所を無理強いしない(遊んでいる自然体を撮影)」「近づいて来てもシャッターを切り続ける」という点をあげます。たしかに、できるだけいつもと同じ環境でお子さんと遊んでいるように撮れば、素敵な写真が撮れそうです。

    ■ お子さんを撮る時の注意点

     撮影する際の注意点については、子どもを一人きりにさせないことはもちろん、人通りの多いところや危ない場所はさける。さらに「朝からご機嫌取りを怠らないこと」とのこと。

    「この1年である程度の『初○○』は写真にしたので、2022年からの成長が分かる瞬間や、反響があった写真と同じ写真を数年後に撮りたい」と語るしむさん。今後の写真も楽しみです。

    <記事化協力>
    しむさん(@SIMNA_Cam

    (佐藤圭亮)

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