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「救急車のサイレンを鳴らさないで」の声に東京消防庁が見解 「ご要望にお応えすることはできません」

 東京消防庁は10月16日、119番通報が増えていることを受け、公式X(Twitter)アカウントにて、「『救急車のサイレンを鳴らさないで』というご要望にお応えすることはできません」とサイレン音に理解を求める投稿を行いました。

  •  緊急車両のサイレン音は、緊急事態だからこそ鳴らすもの。一刻も早く現場にたどり着く必要があり、急いで向かっていることを周りの人や車に知らせるために必ず鳴らす必要があります。

     大きな音が鳴るため、人によっては不快に感じたりすることもあるでしょうが、その多くは文字通り一分一秒を争う事態。投稿には「鳴らしてくれないと気づけない」「バンバン鳴らして」といった、鳴らすことへの理解を示す声が多くよせられています。

    東京消防庁が呼び掛け

     なお、投稿では続けて、「不要不急の電話については、最後までお話を聞かずに切断する場合があります。他の緊急通報を優先するための措置ですので、ご理解をお願いします」との呼び掛けも。

     東京消防庁の公式Xには「救急車ひっ迫アラート」が、連続して投稿されており、救急車の出場率が高い状況が続いているようです。にもかかわらずこうした呼び掛けが行われているのは、通報の中には適切でないものも含まれているからでしょう。

     緊急車両の数は無限ではありません。本当に必要な人の元へ出動できるよう、適時・適切な利用が求められています。

    <参考・引用>
    東京消防庁公式Xアカウント(@Tokyo_Fire_D

    (山口弘剛)

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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