届いたお歳暮の送り主を見てびっくり。なんと贈ってくれた相手は「自分だった」。こんなうっかりミスをしてしまったのは、深水英一郎さん。

 ニュースサイト「ガジェット通信」を創刊し、「ネット流行語大賞」などを立ち上げ、現在は株式会社ツクレルで取締役を務めている人物です。深水さんがSNSに投稿した写真を見てみると……のし紙にはしっかり「深水」と書かれています。これは、やっちまっている……。

 「通販サイトで間違えて送り先を自分にしてしまった」とミスの原因について説明する深水さん。ちなみに中身は自身が大好きなバウムクーヘンだったそうです。

 スーパーやコンビニなどで販売されているバウムクーヘンも好きなものの、元同僚へのお歳暮として選んだ商品は、美味しいのはもちろんのこと生地がきめ細やかで口触りもよいそうです。

「通販サイトで間違えて送り先を自分にしてしまった」とミスの原因について説明する深水さん

 深水さんに詳しくうかがうと、自分から自分にお歳暮が届いたのは、もちろん今回が初めて。お歳暮以外の贈り物についても、過去このようなことは無かったといいます。

 そのためお歳暮が届いた瞬間は「立派なお歳暮が届いたなぁ」と嬉しく感じたそう。しかし、「深水」と書かれたのし紙を見て、思わず「自分からじゃん!」と驚愕。自分に対する情けなさで、膝の力が「ガクッ」と抜ける感覚がしたと振り返ります。

 落胆する深水さんですが、考えようによっては「1年間がんばった自分へのご褒美」という受け取り方もできるのではないでしょうか。

 深水さんもその後「あの、おいしいバウムクーヘンが食べられるんや」と、じわじわ嬉しい気持ちがわいてきて少し幸せな気分になったそうです。

 ちなみに今回贈り物に選んだバウムクーヘンは、1本まるまるドーン!と入っているタイプ。知り合いなどに配ることもできないので、自分で少しずつ食べているそうです。食べきれない場合は、いつでも編集部へご連絡ください。

<記事化協力>
深水英一郎(短歌)さん(@fukamie

(佐藤圭亮)