「ダ・ヴィンチWeb」に連載され話題となったコミックエッセイ「家族全員でいじめと戦うということ。」が6月14日に株式会社KADOKAWAより発売されます。定価は税込1320円です。
本書は、4年間にも及ぶいじめと向き合った家族の物語で、著者であるさやけんさんが実話をもとに描いたセミフィクションです。
息子から聞いた「お姉ちゃん学校でいじめられてるんだって」という一言をきっかけに、娘・ハルコの言葉の矛盾に気付き始める母。
ある日、ハルコの同級生の母親に「1年生の終わり頃からずっと無視されていた」と、4年もの間娘がいじめにあっていたという事実を告げられます。
問いただしても事実を否定し無理に笑うハルコでしたが、言葉とは反対に体が拒否反応をおこし、学校に行こうとすると立てなくなってしまうように。
それでもハルコは「毎日ちゃんと無視されに行かないと」と学校に行こうとします。
明らかになるいじめの実態と、いじめを隠し続けてきたハルコの気持ち、それを聞いた親ができることとは……。
SNSで公開された際には、「我が子が同じ目に遭うのではないか」、「うちの子も昔からいじめを受けていて」などの声に加えて、ストーリーが進んでいくと「誰もが加害者にも被害者にもなりうる」といった意見が寄せられ、大きな反響があったそうです。
本書について著者のさやけんさんは「このお話を、単なる『いじめ被害を受けたどこかの知らない家族の話』としてではなく、登場人物と共に『自分ならどうするだろうか』と考え悩みながら読み終えた時、学校で、社会で、ネットの世界で、『いじめ』を引き起こさないためにどうすればいいか、自分なりの答えを見出すきっかけになれば嬉しいです」とメッセージを贈っています。
情報提供:株式会社KADOKAWA(デジタルコンテンツ局 DC運営部)