人気歌い手のGeroさんが、1月26日に自身のX(旧Twitter)を更新し、尿路結石が再発したことを報告しました。Geroさんは2024年5月にも同じ症状で救急搬送されており、今回が2度目の経験となります。

 25日には「痛すぎてゲロ吐きまくってるから今日は告知配信無理そう」と激痛に苦しむ様子を明かしていましたが、翌26日の投稿では約10時間におよぶ闘いの末に結石が排出されたことを報告。

 「尿路結石に2回なったからわかる。この痛みの中東京ディズニーランドに行ってビッグサンダーマウンテンに乗れる余裕はない」と、2018年にイグノーベル医学賞を受賞した「ビッグサンダーマウンテンに乗ると尿路結石が通る」という研究にユーモアを交えつつ異論を唱えました。

 23日に39歳の誕生日を迎えたばかりのGeroさんに対し、ファンからは「無理せず休んで」といった励ましの声が寄せられています。

 ちなみにこの研究は、2016年に米国の医師らによって発表されたもの。ビッグサンダーマウンテンに乗車したときの体への影響が腎臓・尿路結石の排出を促す可能性を示しています。

 具体的には60例を分析。実験に用いられた腎結石の大きさや腎杯の位置に関係なく、前部座席での通過率は24回中4回(約16.7%)、後部座席での通過率は36回中23回(約63.9%)と報告されています。

 とはいえ、尿路結石の痛みは病の3大激痛の一つに数えられるほど激しい痛みをともないます。実際に症状が出ているときディズニーランドまで行く余裕があるかといわれると、Geroさんの指摘の通りそんな余裕はもてないでしょう。

 なお、この研究では人ではなく、成人用尿管鏡検査および腎鏡検査シミュレーター(わかりやすく言うと模型)を改良したものを用いて行われています。

<参考・引用>
Geroさん公式X(@Gero2525)
米国国立医学図書館「Validation of a Functional Pyelocalyceal Renal Model for the Evaluation of Renal Calculi Passage While Riding a Roller Coaster