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ヤナ漁体験で捕った、岐阜県の県魚「鮎」をさばいて自然の恵みについて考える『日本さばける塾 in 岐阜県』を開催しました!

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ソーシャルアクションネットワーク
2025年10月4日(土) 【場所】板取川洞戸観光ヤナ



一般社団法人 海のごちそう推進機構と一般社団法人 海と日本プロジェクト岐阜は、魚を実際にさばくこと、地域の海洋変化や魚種の変遷を学ぶこと、さらに地域の郷土料理に根差した調理体験など、日本の豊かな海の食文化を継承し輪を広げる取組み「日本さばける塾 in 岐阜県」を10月4日(土)に開催しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/298/161057-298-b895acff0492eba1f459b37ad4e584a1-849x636.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 「日本さばける塾 in 岐阜県」イベント概要

・開催概要 岐阜県の県魚は、世界農業遺産に認定された回遊魚の「鮎」。伝統漁法の「ヤナ漁」で鮎を捕る体験をはじめ、捕った鮎をさばいて、地元に根差したオリジナル料理を作り味わう体験を通して、海の問題を自分事として捉え、解決のためのアクションを起こすきっかけとなることを目指すものです。
・日程 2025年10月4日(土)10時~13時
・開催場所 板取川洞戸観光ヤナ(岐阜県関市洞戸小坂1712番地)
・参加人数 岐阜県内の小学5・6年生と中学1年生の親子10組20人
・協力団体 板取川洞戸観光ヤナ

 「山・川・海」のつながり ヤナ漁も脅かす環境変化について学ぶ

 海なし県の岐阜県民にとって、海は物理的にも心理的にも近い存在ではありません。参加者に海の課題を自分事として捉え、解決のためのアクションを起こすきっかけにしてもらおうと、海と川を行き来する回遊魚である鮎について学ぶ講義を受けました。講師は、板取川洞戸観光ヤナの社長船戸忠幸さん。船戸さんは、自身がヤナ漁に携わってきた経験から、自然環境の変化や災害が海や川、魚にもたらしている問題、守っていくための願いなどを語りました。
 通常、8月の終わりから9月ごろにかけて川を下るはずの鮎は近年、温暖化の影響で下る時季が遅くなっており、ヤナ漁で捕れる量も減っているといいます。また、高温のため、鮎のえさとなる藻の成長が悪くなり、それが鮎の成長にも影響しているのではとの考えを伝えました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/298/161057-298-41e0531ae3bae502a2ca9686fcd00324-1928x887.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 特別に伝統漁法のヤナ漁を体験

 講義の後、参加者は隣接するヤナ場へ移動。ヤナ場は、川に沿って設置された幅約10m、長さ約30mにわたって竹などで組まれた大掛かりな仕掛けです。この日は、あいにくの雨でしたが、子どもたちは仕掛けの上ではねる鮎を手で捕まえ、山・川・海の恵みではぐくまれた命の尊さに触れて笑顔を見せていました。保護者も、生きている鮎を間近で見る機会は貴重とあって、その姿を写真や動画に収めていました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/298/161057-298-f67fc3fdcf39a11002c291dd6878e980-881x326.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 自分で捕った鮎をさばいてオリジナル郷土料理に挑戦

板取川洞戸観光ヤナで調理を担当する池内五十鈴さんの手ほどきで、参加者は、自分で捕ったばかりの鮎の調理に挑戦。魚をさばくのは初めてという児童もいましたが、講師や保護者のサポートを受けながら丁寧に作業し、「上之保ゆず香る 鮎の南蛮風」には腹を開いてぶつ切り、「鮎の洞戸味噌田楽」には背開き、「鮎雑炊」には3枚おろしに、さばいていきました。田楽用と雑炊用の鮎は、各テーブルに備え付けの魚焼き機で焼き、会場は香ばしい香りに包まれました。
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 自分で捕った鮎を堪能「おいしい。家でも作って食べたい」

 いよいよ、試食。一人につき鮎3匹分の3品ありましたが、多くの参加者が骨もほとんど残さずに完食していました。「魚はあまり好きではないけれど、自分で捕って、さばいて、料理をした鮎はとてもおいしい」と、鮎をほおばる子どもの姿に「驚いた」という父親も。また、「鮎は好きで家でも食べますが、これまで塩焼きばかりだったので、今回の参加でレパートリーが増えました」と話す母親もいました。
 学びのアウトプットでは、参加者全員で「山・川・海を大切にしよう」とのメッセージを収録。鮎をさばいたり、料理を試食したりする様子を交えながら30秒のテレビCMを制作し、10月中に放送する予定です。CMで視聴者にも発信することで、学びの連鎖が起きることを期待しています。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/298/161057-298-1afcff7dbb8603777e778e78a06eb8b8-1984x717.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


参加した子ども・保護者からの声

【子ども】
・鮎を掴んだら、ヌルヌルしていて、すごい感触だった。
・魚をさばけたり焼いたりしたのが初めてで楽しく、またやりたいです!
・お魚にはいろいろなさばき方があるのが難しかった!でも、初めて魚を捌いたけど上手と言ってもらえて嬉しかった!家でもチャレンジしたいです。
【保護者】
・とても魅力的なイベントを開催していただきありがとうございました。以前より興味があった魚を捌くということを実際に体験し、今後も子どもと一緒に続けていければと思います。
・息子には今まで包丁もあまり使わせた事もなく、ましてや魚を捌かせた事もありませんでしたが意外と上手に出来、私自身驚きと発見でした。
・鮎と身近な所に住んでいながら、あまり食べる機会や、捌くことがなかったのでとても楽しめました。
鮎の生体についても、船戸社長よりお話されたことはとても興味深く、鮎が海へも行くことを知り驚きでした。海や、川を大事にするということは、山も元気でないといけないとも思います。昨今の環境変化により自然が壊れていくのは人間のせいでもあると思うので、私たちがどう生活の中で気をつけていけばよいか改めて考えさせられました。貴重な体験をさせていただきましたこと、感謝いたします。

<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海のごちそう推進機構
URL  :http://sabakeru.uminohi.jp/
活動内容:日本さばけるプロジェクトの運営
(日本さばける塾・YouTube「さばけるチャンネル」の企画・運営などの業務)
団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクト岐阜
URL:https://gifu-uminohi.jp/
活動内容:日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、海のない岐阜県民が次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人がつながることを目的とした各事業を実施しています。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/298/161057-298-edf4c8c6787b86d6b3bf7f82df146eae-1868x535.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]





日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

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