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STマイクロエレクトロニクス、FiRaコンソーシアムの理事会に加入し、UWB開発エコシステムと自動車用デジタル・キー普及に向けた取り組みを強化

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STマイクロエレクトロニクス


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多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、同社の測距・コネクティビティ部門ジェネラル・マネージャーであるRias Al-Kadiが、FiRa(R)コンソーシアムの理事会メンバーに任命されたことを発表しました。この業界団体は、安全かつ高精度な測距・測位機能を可能にする超広帯域無線通信技術(以下UWB : Ultra-WideBand)の推進を目的とするコンソーシアムです。

STは、IEEE 802.15.4 abの改訂を積極的に推進しています。同規格は、UWBのこれまでの機能強化をベースとしたもので、システム性能をさらに高めるとともに、UWBのアプリケーション範囲を拡大することを目指しています。UWB規格は進化を続けており、センチメートル単位の精度やセキュリティの強化、消費電力の削減など、大幅な改善が見込まれています。このような進化は、自動車の利用システムやデジタル・キーから、スマート・ホームのオートメーション、IoTイノベーションに至るまで、幅広いアプリケーションを実現する上でとても重要です。IEEE 802.15.4 ab規格をCCCデジタル・キー開発エコシステムに統合することは、実装上の課題解決に向けた大きな前進であり、コンスーマ市場と自動車市場の両方でUWB技術の普及をさらに加速することになります。

FiRaコンソーシアムの会長であるSK Yong氏は、次のようにコメントしています。「STは長年にわたりFiRaコンソーシアムの重要な会員でしたが、このたびスポンサー・メンバーとして迎えることができ、非常に嬉しく思います。今回の進展は、STがUWBテクノロジーの未来とFiRaのミッションに深く貢献していることが反映されたかたちとなりました。特に、STの測距・コネクティビティ部門ジェネラル・マネージャーであるRias Al-Kadi氏の理事会への加入は、とても喜ばしいことです。同氏の経験とリーダーシップは、UWBの世界的な影響力を拡大し、安全で相互運用可能なソリューションの未来を形作っていく上で有益な役割を果たすことになるでしょう。」

STの測距・コネクティビティ事業部ジェネラル・マネージャーであるRias Al-Kadiは、次のようにコメントしています。「FiRaの理事会に参加するという今回の動きは、CCCデジタルキーをはじめとして、UWBを活用したアプリケーションを発展させるという当社のコミットメントを明確に示すものです。主要なUWB標準化団体やコンソーシアムすべてにわたり標準化と認証に深く関与することで、当社はUWBテクノロジーの未来を形作り、コンスーマとあらゆる産業に最大限の価値を提供することに貢献しています。」

今回Rias Al-Kadiが理事会メンバーに任命されたことで、IEEEやCar Connectivity Consortium(CCC)、Connectivity Standards Alliance(CSA)、UWB Allianceなど、主要なUWB標準化団体やコンソーシアムにSTが積極的に強く参加していくことになります。こうした団体に戦略的に参加することで、STは、特にコンスーマ機器やカー・アクセスのアプリケーションにおけるユーザ体験の向上とシステム・コストの削減を目的としたUWB技術の継続的な進化をサポートします。これは、成長するUWB市場に向けてシームレスで安全かつ費用対効果の高いソリューションを可能にする堅牢なUWB開発エコシステムを育成するというSTのビジョンとも一致しています。

技術情報

UWBは、Wi-FiおよびBluetoothにも適用されるIEEE 802無線規格群で定義されている高精度の測距およびレーダー技術です。大手スマートフォン・メーカーの最新機種でサポートされており、UWBは他の無線通信との干渉に強く、スマート家電との連携やデバイス機器のトラッキング(追跡)など多様なアプリケーションに最適です。また、IEEE 802.15.4zで標準化されたセキュリティ機能の拡張により、車両に関係するカギを特定するデジタル・カー・キーといったアクセス制御のユースケースに対応します。その他の車載アプリケーションとしては、子どもやペットの置き去りを防止する乗員検知機能などがあります。

UWBの進化により、ユーザの後ろポケットにある鍵やスマートフォンを確実に検出するといった重要な課題が克服されつつあり、シームレスなユーザ体験を実現します。さらに重要な改善点として挙げられるのが、カー・アクセス・システムに必要なアンカーの数を削減できる可能性があるということです。これにより、性能を損なうことなく、よりコスト効率に優れた設計が可能になります。

STのUWBソリューションおよび開発エコシステムへの貢献については、ウェブサイトをご覧ください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約50,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、すべての直接・間接排出(スコープ1および2)、ならびに製品輸送、従業員の出張・通勤による排出(スコープ3の注力分野)におけるカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進めており、2027年末までに再生可能エネルギーの使用率を100%にする計画です。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ・デジタルIC・RF製品グループ
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
TEL : 03-5783-8240

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