10月31日のハロウィン。
ハロウィンの夜には、魔女や幽霊などに扮した子供たちが各家を練り歩き「トリック・オア・トリート (お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!) 」と言いながらお菓子をねだるのが有名です。
ただしこの「トリック・オア・トリート」。ちゃんとルールがあります。
まず子供たちは訪問先で「トリック・オア・トリート」と尋ねるそうです。その際、家主は「ハッピーハロウィン」と答えて迎えるのがマナー。それが「お菓子をあげるわね!」というサインなのだとか。
ただし、稀に意地悪な家主がいてお菓子を断ることもあるそうで、そうした場合、子供側には、報復(悪戯)をする権利が生まれるそうです。
でもそれには更なる元来の暗黙のルールがあって、子供たちが訪問OKな家は玄関の電気をつけておく。訪問されたくない家は電気を消しておく。など、地域によって「訪問してもいいよ!」というサインが決まっており、サインがあるのにわざと「お菓子はあげない!」という家は、子供たちとの悪戯攻防戦を楽しみにしている家という事で……、待ち受ける家側もそれなりの事を用意しているそう……。
これら情報をもとに、実際のところどんな悪戯攻防戦が繰り広げられているのか、海外にいる友人知人から聞き集めてみました。
--子供からの報復例
・家の玄関に生卵を投げる(これが一番多いそうです)
・飾ってあるカボチャや玄関先をトイレットペーパーでぐるぐる巻きにする(雨で濡れると取れにくく一番最悪だそうです)
・ホイップクリームを玄関や家、車などその家に対して投げつける
・家主に水鉄砲を浴びせて逃げる
・家主に水風船を投げる
・家主や車にパーティースプレーを浴びせる(噴射すると紐状のものが出てくるやつ)
--家主側の迎撃例
・カボチャにスピーカーを仕込み子供が訪問してくると怖い声で応対する(勿論こどもはお菓子をもらう前に逃げるそうです)
・玄関先に動くミイラやモンスターの人形をわんさとおいておき、子供が訪問したら一斉稼働(それこそ蜘蛛の子を散らすように子供が逃げていくそうです)
・家主が本格的な幽霊のコスプレで家から飛び出してくる(追いかける)
・子供が訪問してきたら大きな音がする大砲のようなおもちゃで驚かす
「トリック・オア・トリート」と言われたら、素直に子供たちにお菓子を振舞うのがマナーだと思っていましたが一概にそうではないようですね。
本場では攻防戦まで繰り広げられているとはちょっと笑えました。
そうそう。ハロウィンで子供たちに渡すお菓子ですが、海外では個別梱包が好まれるそうです。
稀に心無い人がお菓子に悪いいたずらをするとかで、けが人が出ることもあったそう……。
そのため国や地域では手作りお菓子や、個別梱包されていないお菓子は受け取ってはいけないと子供たちに指導しているそうです。
もし海外でハロウィンに参加される機会がある方はこうした点注意して参加してみてください。