半世紀以上にわたって幅広い世代から愛されている「ルパン三世」シリーズ。緩急のあるストーリーに加え、個性豊かなキャラクター達も人気の理由のひとつですが、「ルパン一味」の一人である凄腕のガンマン「次元大介」をある意外なものに描いたアートがツイッターで大きな注目を集めています。
意外なものの正体は「絨毯」。起毛の絨毯を寝かしたり立てたりする手作業で、拳銃を構える次元大介を描いたのはツイッターユーザーのあぎとぅ(原作版)さん(@agito0219)。
あぎとぅ(原作版)さんは2017年ごろから「暇つぶしで始めた」という絨毯アートをこれまでにも多数手がけており、先日報道された声優・小林清志氏の勇退を受けて、元々大好きだったという次元大介のイラストを描くことを決めたのだそう。
拳銃の細かいディテールや、特徴的な帽子やひげの陰影がとてもリアルに描かれており、迫力のある作品に仕上がっていますが、制作にかける時間は約10~30分ほどなのだとか。「それ以上時間がかかるのはだいたい出来がよろしくないです。あと、腰が痛くなるのでササッとやってます」と制作時のエピソードを話すあぎとぅ(原作版)さん。こんなにも短時間で仕上げてしまうスピード感に驚きました。
作品にはその後「目を描き足したバージョン」や「弾を撃ったバージョン」などアレンジが加えられ、こちらも合わせて投稿されています。
投稿には「すごすぎて踏めない」「これが異次元大介ですか……」と作品の出来栄えに対する称賛の声が相次ぎ、29万件もの「いいね」がつくなど多くのルパン三世ファンのハートを撃ち抜いたよう模様。
ちなみにこの場所は就寝時に布団を敷く場所のため、次元大介のイラストは今はもう残っていないのだそう。描き終わったら消えてしまう、その時限りの儚いアートであることも、作品の魅力なのかもしれませんね。
https://twitter.com/agito0219/status/1435207786682466306
<記事化協力>
あぎとぅ(原作版)さん(@agito0219)
(山口弘剛)