写実絵師と調理師という二足のわらじで活動しているX(Twitter)ユーザーの山田めしがさん。いつも美味しそうな料理をまるで写真のように描き、多くの人を楽しませています。
今回、山田さんが描いた料理はなんとチキンラーメン!完成までの動画をSNSに投稿すると、細かすぎる描写に感嘆の声があがっています。
今回の作品について、「気が狂うくらい細いもんを描きたい!という欲求を満たす為だけに描いた作品です」と紹介した山田さん。
発言の通り、麺がまるで迷路のように細かく、さらに1本1本が丁寧に描かれています。砕けた麺やたまごポケットのくぼみも見事に表現。見ているだけで気が遠くなりそう……。
動画の後半ではチキンラーメンの袋が描かれており、これもリアル。へこみ具合や光の反射なども再現しています。最後まで動画を見終えたら、なんだかお腹がすいてきてチキンラーメンが食べたくなってしまいました。
■ 完成までに1週間!
本物のチキンラーメンはお湯を注げば3分で完成しますが、このチキンラーメンはいったいどれだけの時間をかけて完成させたのでしょうか。聞きたいことが大盛りだったので詳細をうかがいました。
―― 「細いもんを描きたい!」ということでしたが、チキンラーメンを題材にした理由を教えてください。
とにかく細かいものを描きたくて好きな即席ラーメンを描こうと思ったのがきっかけです。チキンラーメンは即席ラーメンの中で赤みがかった美味しそうな色合いだったので、題材にしました。ちなみになんですが、このチキンラーメンを描いたの3年前で過去作品です。
―― 3年前の作品だったんですね。当時、完成までに何日くらいかかったのでしょうか?
1週間かかりました。制作時間は20時間超えだったと思います。
―― チキンラーメンを描く上で大変だったことなどを教えてください。
麺1本1本の動きを表現するのがとても苦労しました。使った紙がB5サイズだったので、とにかく細かくて……。
―― 今回の作品の中でこだわった部分を教えてください。
こだわったのは乾燥した麺やツルツルの袋の質感です。袋から出した時に出る細かいポロポロはアドリブで描きました。色鮮やかに仕上がってよかったです。チキンラーメンを食べたくなりました。
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描いている本人もやはり食べたくなってしまったようですね。それほど本物そっくりに描写された今回のチキンラーメン。次回はどんな美味しそうな料理が完成するのか非常に楽しみです。ゴクリ……。
これは、気が狂うくらい細いもんを描きたい!という欲求を満たす為だけに描いた作品です。#イラスト #art #painting #artwork#絵描きさんと繋がりたい #料理好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/9geVpCOL5g
— 山田 めしが【絵師×調理師】 (@meshieshi) March 24, 2024
<記事化協力>
山田めしが【絵師×調理師】さん(@meshieshi)
(佐藤圭亮)