朝食には欠かせないという人も多い食パン。その食パン1斤を何と47枚切りの薄さに切り分けたという記録が凄いと話題になっています。
食パンの極薄スライスに挑戦したのは、千葉県流山市にあるパン屋さん「小倉ベーカリー」のスタッフである、じゅんさん。
「食パン薄切り選手権を一人で開催してみた。結果47枚に切れました。自己ベスト更新です!」とその挑戦の記録を写真付きでツイッターに投稿しています。これが1斤の食パンだったなんて! 横からスライスしたものを見ていると、パンではなくハムに見えてくる……。
食パン薄切り選手権を一人で開催してみた。
結果47枚に切れました。
自己ベスト更新です! pic.twitter.com/mGrUzGy6yw— じゅん@おぐべー (@J_buriburi) May 18, 2018
1枚の薄さは2mmの設定でスライスしているという事ですが、もしかしたらハムやベーコンよりも薄いのでは!?
この47枚というスライス、じゅんさんによるとパン屋さんの業務用手動式スライサーでスライスしたものなんだそう。小倉ベーカリーのスライサーはお店ができた23年前からあるもので、機械自体は30年以上前の年代物なんだとか。部品も代替品が既に廃番で、小さな故障は日用品を代用して使い続けてきているのだそう。
手動式のスライサーの扱いは技量が必要な上にパン自体も柔らかく、上手にスライスするには力加減やバランス感覚などの熟練がかなり必要。スライサー自体の薄さ設定は2mmまでだそうですが、メモリは1mmもあるそうです。でもやはり今回は2mm設定でチャレンジ。切ったパンが透けて見えるので、もしかしたら2㎜よりも薄いかも。
最近のスライサーはここまで薄い設定はできないものも多い様で、じゅんさんも「古いスライサーだったからこそここまで薄くできたのではないか」と仰っていました。筆者が知るベーカリーの中の人も「うちの店にあるのは4mmの設定が一番薄いので無理……」との事。
そしてこの極薄食パンに1枚ずつ丁寧に小倉ベーカリー特製クリームを塗って重ねた食パンがめちゃくちゃ美味しそう!じゅんさん命名「47フィーユ」は、食パンの薄さとクリームが非常によく馴染んでパンとは思えない食感に。想像をはるかに超えた美味しさだったそうです。
47枚地道にクリームを塗りたくり、
題して「47フィーユ」が完成!!パンとは思えない食感で、想像より遥か上をいく美味しさでしたε٩(º∀º)۶з pic.twitter.com/bNYYP3fvJx
— じゅん@おぐべー (@J_buriburi) May 19, 2018
うっかり夜中にこの美味しそうな47フィーユを見てしまった筆者、その断面の美しさと美味しそうな見た目に悶絶。何でどこでもドアがないの~!!パンとは思えない食感のクリーム重ね食パン……一度でいいから食べてみたいものです。
<記事化協力>
じゅん@おぐべーぱん魔王さん(@J_buriburi)
(梓川みいな)