パティシエ歴12年というPanさんが、「ニットトースト」というジャンルに挑戦した写真をSNSに投稿。写真にはパンの上でニットのセーターを編んでいるようなトーストが写っていました。

 見ているだけで心も体も温かくなるような作品には、「めちゃくちゃ可愛い」などの声が寄せられ、多くの人たちの心を揺さぶっています。

 「カボチャクリームで食パンの上にニットを編んでみました」と自作したニットトーストを紹介したPanさん。口金は5種ほど使用し、「ベーグルとかバゲットの上に絞ってもかわいいかも」と感想をSNSに綴っています。

 ニットトーストは最近Instagramでたまたま見かけて知ったそう。非常に可愛く、自分なりにデザインしたニットトーストを作ってみたくなったので、今回挑戦したといいます。素晴らしい作品に触発されて、パティシエの血がさわいだのでしょうか。

「カボチャクリームで食パンの上にニットを編んでみました」と自作したニットトーストを紹介したPanさん

 材料は市販されている食パンやプリッツの他、カボチャやきび砂糖、バターなどを混ぜて作ったカボチャクリームなどを使用。さらに飾り用にボタン型のクッキーを作ったり、パンプキンシードを用意したりしたと明かします。

 作り方は、最初に食パンの表面にパレットナイフでカボチャクリームを塗り、丸口金や星口金などの好みの口金を使用してカボチャクリームを絞り袋に入れて絞ります。ボタンクッキーを飾るスペースも考えて絞ることがポイント。

 プリッツのまわりにもカボチャクリームを糸のように絞ったら、食パンの上にプリッツを編み棒のように飾り、ボタンクッキーやパンプキンシードも盛り付け。最後に裏面をフライパンで軽く焼いて完成です。

 絞りのデザインを考える時間も含めると3時間ほどかかったと振り返るPanさん。ニットセーターのようなデザインを考えるのは初めてだったので非常に苦労したのだとか。撮影時は、ニットに相応しい秋冬の雰囲気を出すため小物にもこだわったそうです。

 ちなみにお味のほうは、カボチャクリームたっぷりなパンという感じで「食べごたえもあり、美味しかった」と満足している様子。Panさんの夫も「なにこれすごい!」と驚いていて、非常に好評だったと語っていました。

<記事化協力>
Panさん(@kabochamaru3

(佐藤圭亮)