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横断歩道の白い部分は危険、ニット帽は体温も頭も守れる……頼もしすぎるフォロワーたちの寒波対策まとめ

update:

 2月4日から、今季最強の寒波が日本列島を襲うそうです。日本海側を中心に広範囲で雪や風の影響が出るとのことで、普段はあまり雪が降らないという地域に住んでいる方も、警戒が必要になるかも知れません。

 そこで日頃おたくま経済新聞を読んでくださっている、雪国ガチ勢のXフォロワーに寒波・寒さ対策について教えを募ってみたところ、叡智が続々と集結!

 雪国の皆様は日々の対策の再確認、雪国以外の方々はいざというときのための備えとして、ぜひこの記事をお役立てください。

  • ■ ニット帽やネックウォーマーは寒さ対策だけでなく、安全対策にもなる

     寒波襲来で一番嫌なのは、当たり前ですが、寒さです。

     カイロや手袋など定番の寒さ対策グッズがあがるなか、意外だったのがニット帽。

     雪が降らない地域に住んでいると単なるファッションアイテムとして見逃しがちですが、これがかなり有効なのだとか。

     考えてみれば耳まですっぽり、密着して覆うことができるので、防寒アイテムとしてかなり優秀です。おまけに万が一転倒したときにも、衝撃を和らげる働きをしてくれるそうです。

     普段使いもできるので、1つ持っておくとかなり便利なアイテムかもしれません。

     またネックウォーマーをあげる声もちらほら。マフラーと違って頭からかぶるタイプのため、首から外れる心配がありません。ですので常に首元を暖かくしておくことができますし、つけたまま眠ることも可能です。

     公共交通機関を利用する場合、マフラーだと外れて戸袋に巻き込まれる恐れがありますが、ネックウォーマーの場合はまずないと考えて良さそうです。寒さと安全、両面で非常に有用みたいですね。

    ■ 凍った道は「ペンギン歩き」で慎重に!横断歩道の白い部分が意外と滑りやすい

     寒さにかかわらず、雪が降ったときに怖いのが、凍った路面での転倒。

     一見すると雪が溶けて何も残っていない道でも、実は凍って透明になっているから分からないだけの“ブラックアイスバーン”になっている可能性があり、注意が必要とのことです。

     そんな道をどう歩けばいいのか……。スノーブーツや長靴、スパイク付きの靴などを履くのがベストだとは思いますが、全員が持っているとは限りません。

     普通のスニーカーや革靴でも安全に歩くにあたって、リプライ欄に寄せられた意見の中で多かったのが、「ペンギン歩き」という考え方。

     重心を下げ、足裏をべったり地面につけ、可能な限り歩幅をせばめて歩くというものです。こうすることで歩きが安定するのだとか。

     また、寒いからと言ってポケットに手を入れてしまうのも危険。転んでしまったときに手をつくことができず、頭や背中を思いっきり地面に打ちつけてしまう恐れもあります。手がかじかむという人はポケットではなく、手袋を使って温めるようにしてください。

     凍った地面は、マンホールなどの金属部分が滑りやすいのはもちろんのこと、タイルや塗装された部分も実は滑りやすいそう。横断歩道の白線などには特に注意が必要です。

     あと徒歩以外に自転車や車という移動手段がありますが、普段雪が降っていない地域の人であればいずれも危険。徒歩か公共交通機関のどちらかを選ぶほうが懸命です。

    ■ 断水や漏水で生活に大きな影響も……水道管の凍結に要注意

     雪の降らない地域の人にとって最も馴染みが薄く、しかし最も長く大きな影響を及ぼしそうなのが水道管の凍結です。

     東京都水道局のHPによると、一般に気温が−4度以下になると水道管は凍結しやすいそう。ただし風当たりが強かったり、日当たりが悪かったりすると、もっと暖かくても起こるとのことです。

     水道管が凍結すると、断水が起きたり、水道管に亀裂が入って漏水することもあります。生活に欠かせない水のトラブルは、何としても避けたいところです。

     水道管を守る対策としてすぐ、誰でもできるのが「お風呂や台所の水を細く出しっぱなしにしておくこと」。常に水を流しつつ付けることで、凍るのを防ぐことができるようです。

     可能であれば「水抜き」をするのがよい、という声もあります。水道の元栓(止水栓)を閉めたあとで蛇口を開放し、管の中の水を抜いて空っぽにすることでも、凍結が防げるようです。

     他にも水道管をタオル(もしくは市販のパイプカバーなど)の上からビニールをまきつけ、ビニールテープでぐるぐるまきに固定するという対策。水道メーターボックスの中に、即席の保温材(ビニールにタオルや新聞紙、発泡スチロールなどを入れたもの)を入れておく対策も提案されています。とにかく、水道管を守ることが大切とのこと。

    水道メーターボックス(画像:PhotoAC)

     またもし凍結してしまった場合には、溶かすために熱湯をかけるのは危険。急激な温度変化によって破裂してしまう可能性があるそうです。

    * * *

     本記事で紹介したものはあくまでXに集まった雪国民の声であり、誰でもあてはまる対策とは限りません。ただ長年の経験からくる知恵であるのは間違いないと思いますので、意識の片隅に置いておくだけでもかなり違うのではないでしょうか。

     「自分のところは大丈夫」と慢心せず、今季最強の寒波に備えてください。

     記事で取り上げたものや、そのほかの寒さ対策については下記ポストのリプライ欄から確認することができます。

    <参考・引用>
    東京都水道局HP
    静岡市HP

    <記事化協力>
    おたくま経済新聞公式Xフォロワーの皆様

    (ヨシクラミク)

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