大物アーティストのコンサートのチケットは、転売ビジネスの格好の餌食。かつてはダフ屋といわれる転売屋がチケットを買い占めて、高額で会場の前で転売していた光景もありました。最近はそのような事が起こらない様に、チケットの所持者が本人であるかを確認するために顔写真付きの身分証の提示を求める興行も増えてきました。その身分証をめぐって、とある一人のネットユーザーの行動が話題になりました。
「聞いてくれ 私免許持ってないからいつも顔付き身分証ってパスポートだったんだ、そして一昨日気付いてしまった、ラルクリは12/19.20、絶対に顔付き身分証が必要 そしてわしのパスポートの有効期限はなんと12/10に切れていたと」
聞いてくれ
私免許持ってないからいつも顔付き身分証ってパスポートだったんだ、そして一昨日気付いてしまった、ラルクリは12/19.20、絶対に顔付き身分証が必要そしてわしのパスポートの有効期限はなんと12/10に切れていたと pic.twitter.com/CcxF25NW1x
— 虫ψ(⃔ ⊙_―)⃕↝ (@666xxx777) 2018年12月14日
「マイナンバーカードの発行は1ヶ月、パスポートの更新は6営業日必要、気付いたのは12/12、何をしてももう間に合わない とりあえずググッた わし『身分証明書 即日』 Google『原付免許は即日発行』」
マイナンバーカードの発行は1ヶ月、パスポートの更新は6営業日必要、気付いたのは12/12、何をしてももう間に合わない
とりあえずググッた
わし「身分証明書 即日」Google「原付免許は即日発行」
— 虫ψ(⃔ ⊙_―)⃕↝ (@666xxx777) 2018年12月14日
「わたしに残された希望はこれしかない、14日は運良く平日の休日、もうこれしかない、だが私赤信号青信号くらいしか知らない!昨日とりあえず原付免許アプリダウンロードして今日朝住民票取りに行って免許センター行って2時間の待ち時間ひたすらアプリした、あと電車で標識一覧を眺めた」
わたしに残された希望はこれしかない、14日は運良く平日の休日、もうこれしかない、だが私赤信号青信号くらいしか知らない!
昨日とりあえず原付免許アプリダウンロードして今日朝住民票取りに行って免許センター行って2時間の待ち時間ひたすらアプリした、あと電車で標識一覧を眺めた— 虫ψ(⃔ ⊙_―)⃕↝ (@666xxx777) 2018年12月14日
と、一連のツイートをツイッターに投稿した、ハンドルネーム「虫さん」。そして……。
「み、見てくれ…! と!!!とったったわーーー!!!!!wwwwwwwwwwwwあちゅみてんちゃい!!!」
み、見てくれ…!
と!!!とったったわーーー!!!!!wwwwwwwwwwwwあちゅみてんちゃい!!! pic.twitter.com/XqA0YphNmE
— 虫ψ(⃔ ⊙_―)⃕↝ (@666xxx777) 2018年12月14日
見事、原付免許の取得を1日でクリア!ちなみに、ラルクリとは『L’Arc-en-Ciel「LIVE 2018 L’ArChristmas」』という、L’Arc-en-Cielの2デイズコンサート。チケットは1枚税込11000円で電子チケットのみでの抽選発売。転売対策もばっちりのプラチナチケットです。これはファンにとっては何物にも代えがたいもの……の、はずなんですが、人間誰にでも“うっかり”というものはあるものです。まさかパスポート有効期限がコンサートが迫っているすぐの日付で切れていたなんて!
パスポートの有効期限が切れていた事に気が付け、無事当日になってコンサートに参加できないという悲惨な憂き目に遭わずに済む事ができた虫さん。この顛末をドキドキハラハラしながら見ていた人も多い様で、「最後まで読んで無事に取得できてよかった…とホッとしました」「発想がすごい!!」とリプライで称賛されています。
都市部に住んでいると、交通網が発達しているおかげで車がなくても平気だったり、逆に車を停めておく場所に困ったりする、なんて事もあるので一昔前のように「18歳になったら自動車学校で免許取得」という人も減ってきています。筆者も実は30過ぎてから、子どもの事などで必要にかられてやっと免許を取ったクチ。今では車がないと困る地域で生活しているので車は欠かせませんが、筆者の周りには「免許=身分証」という感じで実際に運転しない人も結構いました。実際のところ、原付の免許が身分証明書として一番早くてしかも安く手に入れられるのではなかろうか……。
<記事化協力>
虫さん(@666xxx777)
(梓川みいな)