先日、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが、お笑いコンビ・カラテカの入江慎也さんが所属事務所を契約解消された件で、スポーツ紙に誤って名前を出されたことを、自身のTwitterで言及していました。6月8日、その名指しされたデイリースポーツがホームページ上に謝罪文を掲載しましたが、目立たない場所に掲載されたため、淳さんは再び自身のTwitterで不満をあらわにしました。

 淳さんは、田村亮さんと記載すべきところ「田村淳」と誤って記載したスポーツ紙に対して、「一番最初に誤報を出したデイリースポーツさん……しれっと名前を変えるだけで済む話ですかね?」と名指しで問題提起。そして、「僕が詐欺グループの闇営業に参加してると勘違いしてる人が沢山いて、困惑してます……」と、自身のTwitterで心境を綴っていました。

 その発言を受けてかどうかは分かりませんが、デイリースポーツは6月8日にホームページ上で謝罪。「ロンドンブーツ1号2号・田村淳さんの誤情報発信についてお詫びします」と題し、謝罪文が掲載されました。誤報があったのは「デイリースポーツONLINEなどインターネット上に配信した」記事だったといいます。

 しかし、淳さんは6月9日、自身のTwitterで「非常に目立たない場所でひっそりとした謝罪ありがとうございます。」と、皮肉たっぷりにコメント。「都合の悪いことはツイッターではなくHP……この地味な謝罪でどれだけの誤解が解けたのか疑問」と、謝罪文の掲載の仕方に不満をあらわにしました。

 さらに、スマホや携帯電話から、この謝罪文を見ると、関連ニュースに「ロンブー淳 カラテカ入江の人脈形成スピードを絶賛『メチャメチャ早い』」が出ることについて、Twitterのコメント欄には、「謝罪記事の間に関連記事入れるの斬新ですね」「関連ニュースとかいらなくない?」と、ファンからもこの謝罪に不満の声が上がっています。

 なお、当編集部はWEBメディアとして12年ほど活動していますが、弊社および弊社が知るWEBメディアの場合だと、Twitterで謝罪するかは対応がバラバラなのでおいておくとして、今回のような「誤報になるインターネット記事の謝罪」については、基本「元記事(誤報を出した記事)のどこか」に追記することがほとんどです。謝罪が別ページの場合でも、元記事に追記というかたちで誘導リンクを設置します。理由は、誤報や訂正を直接的に伝えることおよび、自社以外に記事を掲載している場合もあるからです。配信先すべての記事で「訂正」「誤報」などを知らせるために本文中で行います。これは「訂正」で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

 ところが、筆者が確認したところ、元記事での謝罪に関する追記や誘導などは記事執筆時点で、確認できませんでした。確認したい場合には、トップページにある「インフォメーション」からとなります。筆者の閲覧環境が悪いだけで、実は元記事に追記されているのかな?とも思いましたが、どうしても見つけることができませんでした……。謝罪や訂正の方法は、運営会社や編集部方針により異なります。軽い誤字脱字の場合だと、訂正文をのせず修正だけするケースもあります。このため、一概に「通例」とは押しつけられませんが、今回のようなケースに関しては、上記のような対応が多く行われるため、淳さんのいう「ひっそりとした謝罪」の指摘には、筆者も納得しかありません。

<出典・引用>
田村淳さん(@atsushilonboo
デイリースポーツ「ロンドンブーツ1号2号・田村淳さんの誤情報発信についてお詫びします」
※画像は田村淳さん公式Twitter(@atsushilonboo)のスクリーンショットです。

(佐藤圭亮)