独立行政法人理化学研究所 放射光科学総合研究センター(兵庫県播磨地区、以下:理研 放射光センター)は、 2013年度グッドデザイン賞を受賞した世界最先端施設のX線自由電子レーザー施設「SACLA(サクラ)」をイメージしたオリジナルSFアニメーションを制作・インターネットを通じ公開を開始した。
今回公開されたのはSFアニメ『未来光子 播磨サクラ』のオープニング部分。公式キャラクターの「播磨サクラ」が主人公となり「SACLA」をPRする。
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X線自由電子レーザー施設「SACLA(サクラ)」とは、「ミリ(㎜)」→「マイクロ(micro)」→「ナノ(nano)」に続く小ささを表す単位「ピコ(pico)」の世界を見ることができる、いわばX線を使った“巨大な顕微鏡”。
原子や細胞レべルも観察できることから、生命の神秘の解析や、医療の発展の研究などに貢献している世界最先端施設。
そんなお堅い団体がなぜにSFアニメ……。と思う方もいるだろう。
実はこのX線レーザー施設 「SACLA」。日本の未来に目覚しい発展をもたらすと期待されているものの、その仕組みの難解さからいまいちその存在が一般にまで広く知られてこなかったそう。
そこで今回理研 放射光センターでは、アニメーションPRを企画。この作品を通じ、少しでも多くの人にその存在を知ってもらうことを期待しているという。
『未来光子 播磨サクラ』の制作は、数々の有名アーティストのPVやゲームなどのアニメ―ション・CGを手掛ける神風動画が担当。
そして主人公・播磨サクラ役は人気声優の能登麻美子、テーマ曲は人気アーティストのfripSideが担当するという超豪華な内容になっている。
また、今回のアニメーション公開と同時にネットで人気のイラストレーターuki、虎硬、macchiroなどが手掛ける「播磨サクラ」のイラストやマンガも公開。イラストは壁紙として配信される。