ミリタリーな話題をマニア目線でお届けしている、鉄砲蔵の「ミリタリー魂」。今回は新年初撃ちサバイバルゲームとして選んだゲーム場、OPSをご紹介。
今回の取材先は、別のサバイバルゲーム場で知り合った方に「女性が多く参加するサバゲー場がある」と情報を頂き、新年初撃ちサバゲーと様子見かね参加してみることにしました。
今回参加したOPSというサバイバルゲーム場、小田急線新百合ヶ丘駅からタクシーで10分ほどの場所に位置するフィールドで、都心から45分ほどの場所となります。僕が参加してきたゲーム場の中では室内ゲーム場以外では一番都心から近く、参加費は男性3500円、女性は2500円と女性に優しい料金設定。
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現地に到着してみるとそこには銃の準備や着替えスペースとなるセーフティーエリア。運営スタッフによると120人位が座れるというセーフティーにこの日は100人程の参加者が来ているとのこと。
100人いても写真のように余裕で座れています。この広々とした準備スペースもこのフィールドの特筆すべき点の一つでしょう。そのセーフティーと隣接して最大50mの距離を取って銃を試し撃ちできる試射場もあります。
女子更衣室、女子トイレなど女性用設備も充実で、最大10人位の女性が一度に着替えられるスペースは確保できるそうです。
昼食は幕の内弁当、カレー弁当、豚肉生姜焼き弁当、ロースかつ弁当が選択できてどれも一律500円。
売店ではBB弾や銃の発射パワーとなるフロンガスなどを販売する他、ここで昼食の受け渡し、電動ガンを一日2500円、敵弾から目を守るゴーグルを一日500円で貸し出してます。
駐車場は最大30台収容可能だそうです。
フィールド脇に掲示されていたフィールド見取り図です。この地図では「30mはこのくらい」という基準も記されていて非常に助かります。図によるとフィールドの広さは120m×240m位。当日来ていた100人以上の参加者に全員一度にゲームさせても十分走り回れる広さです。
さて、設備の説明はこのくらいにして、当日出会った女性の方々、ご夫婦で参加されている方々をご紹介。
まずはご夫婦等、男女二人連れで参加されていた方々。
この日、ご夫婦等のカップルで参加されていた方々です。「顔出しは微妙……」という方には防具のゴーグルやマスクを被ったまま撮影させていただきました。
皆さん、大体サバゲー歴は2ヶ月から1年ほど。中にはサバイバルゲーム自体今回が初めてという方もいらっしゃいました。
ご夫婦の方には旦那さんが元々銃が好きで、奥さんもその影響で始められた方が多いようです。中には自分がゲームをやっていることを周囲に隠さず、公にしている方もいらっしゃいました。
なんと今回はアメリカから来られた方も。この方は日本語が話せず、言葉が通じないとわかるとこの方、i-phoneを取り出し、翻訳アプリケーションで会話に応じてくれました。
便利そうなので僕の持っているアンドロイド端末でも検索。同じアプリがアンドロイドでも無料でダウンロード出来るとわかり、自分のスマートフォンにもインストールしました。画面中右上の「文→A」のマークがそのアプリケーションです。メールで会話する感覚でほとんど違和感なく会話できる性能があります。今後、外国の方ともゲーム場で会話する機会が増えるでしょう。このアプリケーションは強い見方になりそうです。
この方は後ほどこの記事をインターネットの無料オンライン翻訳サービスで購読してくれるそうです。時代は進歩したものだ。外国の方にも読者が出来て嬉しく思います。
もう一人外国の方を発見、と思ったらなんと日本語が非常にお上手。この方は日本生まれのロシア人の方だそうです。ここのフィールド、意外に国際色豊かなフィールドです。もしかしたら日本全体がこんな風に外国との交流が盛んになっているのかも。
今度はゲーム動画に移りましょう。
フィールド見取り図中、赤の旗から紅組が、黄色の旗から黄色組がスタートし、お互い相手の旗を取り合うゲーム。
このゲームの場合、敵弾が当たって死亡となったら自分サイドの旗に戻ってきて、4人溜まったら復活、これを5回繰り返して計20人分復活が可能です。
動画中、「見方同士お互いに声を掛け合って協力しあいましょうね。」「一人だけ敵の中に飛び出して孤立することのないようにしましょう。」と声をかけあっています。作戦の基本ですが今回、僕も日本兵の方と丘の頂上で
僕「あなたの銃、何連発ですか?
日本兵「500連発です。」
僕「十分です。丘の上へ上がってくる敵を待ち伏せしていてください。」
との会話を交わし、連携しました。動画では敵が小さな影でしか映らず分かりづらいですが、この日本兵の方も30mほど離れた敵を射撃し、見事に敵の進軍を阻んでいらっしゃいます。
ここで用いているエアガンは本来20m位の距離でA4版コピー用紙くらいのサイズに確実に当たる性能を持っておりますが、ここのフィールドでは土地が広くて30mくらいで撃ち合うことが多くなります。それだけ弾は散りますが、どうにか人間の大きさくらいには命中し、この丘の上での防備はうまく行きました。
次に赤、黄色お互いの色の風船を割りあう「バルーン戦」。
ルールは予め赤い風船数個をフィールド上に設置、同時に
頭に赤い風船を付けた運営スタッフもフィールド上を動き回る。
黄色も同じように数個の黄色い風船をフィールド上に設置、同時に黄色い風船を頭に付けた運営スタッフもフィールド上を動き回る。
僕の側は赤組なので赤い風船を敵から守り、黄色い風船を割って行くというもの。
風船の正確な数は運営スタッフのみが知っており、どちらかの風船が全部割れたらゲーム終了の合図があります。
こちらも死んだ人が4人溜まったら復活、これを5回繰り返し、20人が復活可能です。
ちょっとルールが複雑になりますが、単に旗を取り合うだけのサバイバルゲームだけでなく、こういったゲームも変化があって僕も大いに楽しみました。
動画中、やはり20mほど遠くで分かりづらいですが、ポン!という風船が割れる音があり、僕も「やった!」という声を上げ、2つの風船を割りました。銃弾で風船を割る時の音も爽やかな快感があるものです。
今回、このOPSサバイバルゲームに参加してみて、ご夫婦や女性、初めての方々、外国から来られた方も多く参加されていることがわかりました。やはり数々の芸能人がサバイバルゲームを楽しむようになり、銃も5年ほど前から格段に故障しなくなった影響が非常に大きいでしょう。
次第にサバイバルゲームが一般に受け入れられ、スポーツとして浸透してゆく現場をこの目で確認できた、非常に有意義な初撃ちゲームとなりました。
▼サバイバルゲーム場OPS
(取材:鉄砲蔵)