アニメや漫画をインターネット上に違法公開している『海賊版サイト』といわれるものの大規模駆除作戦を国が来月から実施すると、NHKなどが7月28日報じている。

 インターネットでは、アニメ、漫画に限らず映画、ドラマ、バラエティ、舞台などとにかくありとあらゆるものが公開、もしくはDVDやブルーレイ、雑誌として発売直後に違法公開されるケースが増えている。さらにはそれらのリンクをまとめた宣伝用の『まとめサイト』のようなものまで存在するなど、被害は拡大の一途をたどっている。

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 報道によると、中国を中心に違法サイトが存在し、中国の違法サイトによるものだけでもこの1年、約5,600億円の被害を受けているという。
来月から実施される駆除作戦では、国内アニメ関連会社など15社の協力を得て、把握する海外の違法サイトに対し一斉に削除要請を実施。さらには、数百円程度支払えば新作含む250作品が観られるサイトの誘導サイトもオープンし、海外ファンが合法に視聴できる環境も整えていくと伝えている。

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