北海道のバーチャルアイドル『北乃カムイ』監修の納豆(通称:痛納豆)が、内藤食品工業株式会社(北海道室蘭市)より新発売される。
今回製造・販売を担当する内藤食品工業株式会社は、2010年全国納豆鑑評会にて最優秀賞を受賞した納豆を製造している企業。
そして北乃カムイは「北海道を元気にする(=北海道経済活性化)」をコンセプトにしたご当地バーチャルアイドルだ。北乃カムイは活動当初からインターネットを積極活用した展開を行っており、インターネットの世界では知名度が高い。さらに最近では、北海道放送ラジオでラジオ番組をもつなど、徐々に活動の場を広げてきている。
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この商品はその二つが結びつき、室蘭市の新名物として定着することで萌えによる「町おこし=萌えおこし」になるようにと想いが込められているという。
そのため、北乃カムイによる納豆の素材選定・味監修はもちろん、デザイン・印刷・プロモーション・企画(生産~加工、販促・流通)ほぼ全て北海道企業でまかなわれているそうだ。
肝心の納豆は、製品には北海道産小粒大豆ユキホマレを100%使用し、北海道のねぎや味噌を使用したねぎ味噌タレが添付されている。
また、送付用の箱は『痛箱(いたはこ 商標登録申請中)』と呼ばれ、北乃カムイの他、室蘭市マスコット『くじらん』や室蘭市の風景・名産品も多数デザインされており、さらには使い終わった後は箱自体を利用して紙相撲が遊べる仕掛けも施されている。
他にも納豆パッケージと痛箱にはAR機能を搭載し、スマートフォン用無料アプリ『cocoar2』で表面を読み込むと北乃カムイと納豆のコラボレーション動画が楽しめる仕掛けや、Twitter上では『#カムイ納豆』という専用ハッシュタグが用意され、ユーザーが自己流レシピを投稿したり、交流したりというWeb連動型の販促企画も行われる。
ちなみに、発売に先駆け編集部では、この『北海道ねぎ味噌なっとう』を試食している。
感想は「濃厚」。最近の納豆は臭いが控えめな分、どこかあっさりした物足りなさを感じていたが、この納豆には記者の子供時分(四半世紀以上昔)に食べていた、懐かしい納豆の味がした。
食べ方としてはご飯にのせて食べるのはもちろん、酒の肴にもピッタリ。個人的には熱燗と一緒につつくのをお勧めしたい。
『北海道ねぎ味噌なっとう』はオープン価格での販売。取り扱いは、道の駅みたら室蘭 売店、内藤食品工業インターネットサイト他となっている。