ペプシマンのボトルキャップフィギュアが作られたのが1998年。
そのブレイクもあってか、各飲料(食品)メーカーがペットボトルや缶飲料におまけを付け始めたのですが、ジブリ作品でも『千と千尋の神隠し』(2001年公開)から飲料品にオマケを付け始め、以降のジブリ作品は食品メーカーとのタイアップなどで飲料品にオマケを付ける作品が増えました。
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実は宮崎駿監督作品で食品メーカーの特別協賛は、1986年公開の『天空の城ラピュタ』以来で(特別協賛:AJINOMOTO)、当時は飲料商品にオマケが付くのではなく、官製はがきにて応募すると抽選でグッズが当たるという「懸賞品」という形でした。
『千と千尋の神隠し』の公開年には三鷹の森ジブリ美術館が開館することもあり、オープン記念コイン(全11種)をボルヴィックのペットボトルにもオマケとして付けていました。
今回はそんな『千と千尋の神隠しオリジナルコイン』のご紹介。
コインの絵柄は、
1:千尋A
2:千尋B
3:お父さん・お母さん
4:ハク
5:ハク(竜)
6:湯婆婆
7:リン
8:釜爺
9:ススワタリ
10:頭(かしら)
11:カオナシ
12:坊
13……って、実は全部で20種類あります。
当時のスターウォーズEP1ほどの種類(ノーマルコンプで40種)には及びませんが、コレもなかなか……。
ブラインドパックとは言え、スターウォーズはフィギュアの形態を袋の上から触ってなんとか判別することも可能ですが、千と千尋はコイン。さすがに袋の上から触ってコインの種類を判別するのは困難です(笑)
コインの基本色は銀色なのですが、全20種中1種類だけ金色のコインが入っていて、それだけはブラインドパックになっていても判別可能なのがちょっとした救い……だったのかな?
その判別方法というのは、コインの厚みで判別するというもの。
金色のコインは2ミリで銀色のコインは1.5ミリなので、この差0.5ミリを……「Don’t think. FEEL!」
そう、「考えるな!感じろ!」と、かの有名なブルース・リー先生もおっしゃっておられました(笑)
まだまだ2000年代前半というと、PCが一般家庭へ普及し始める過渡期だった頃。自力でコンプリートするにはナカナカ大変だった時代でもありますね。
コインは全部で20種類!大事なことなので二度いいましたよ(笑)
それではまた次回をお楽しみに~。
(文:非売品ジブリグッズ収集家 くろすけ/@kurosuke4313)