6月30日、ロボット開発を行う米MegaBots(=メガボット)が1本の動画を公開した。
動画にはまず、アメリカ国旗を羽織った2人の男性が登場。そして巨大な銃を搭載した搭乗式戦うロボット『メガボット2号機』の開発に成功したとドヤ顔で語っている。
【関連:シャープの『萌えるロボット掃除機』の未来が意外と壮大だった件】
■米MegaBotsが日本の水道橋重工クラタスに挑戦状
操作は2人チームで行われ、1kgのペンキ砲弾を160キロで発射する事ができるといい、その威力を示すため動画では実際に発射した様子も映し出されている。
だが、この『メガボット2号機』は、「“世界初”の戦う巨大ロボット」という肩書きを、日本の水道橋重工が開発したKURATAS(クラタス)に先に奪われていると説明。
そこで「水道橋!俺たちには巨大ロボットがある。お前たちにも巨大ロボットがある。次に何が必要かは分かるだろう?俺たちは決闘を申し込む。」とKURATASに対し決闘を申し込んできた。
「だからよく準備して、そして戦場を選べ。」と戦闘準備期間を設け戦場の指定を任せる事を伝え、最後は「1年後に、そこで戦おう。」と一方的なメッセージで締めくくっている。
突然のこの挑戦にネット上は一時騒然。動画は約300万再生され、「実現してほしい」というコメントが数多くよせられた。
それから約1週間後の7月5日。今度は突然挑戦状をたたきつけられた水道橋重工から1本の動画が公開された。
■水道橋重工「WE ACCEPT.」
動画には水道橋重工のCEOでKURATASの開発者でもある倉田光吾郎さんが登場。
「いきなり来たから……」と突然の挑戦に戸惑いを示しつつも「おもしろいけどね」と事の成り行きを楽しんでいる様子。
そして次のシーンでは、米MegaBotsの2人にならい日本国旗を羽織って、挑戦を受けてたつというポーズを示した。
続けては怒濤(どとう)の挑発ラッシュ。『メガボット2号機』のルックスに対し「もうちょっとカッコよく作れよ!」とバッサリ。更には、「デカいものに銃つけりゃいいっていうアメリカ文化」「アメリカ丸出し」と余裕の表情でコメント。
更に倉田さんは、「海外にとられたくないっていうか、やっぱ日本文化じゃないですか、巨大ロボって。」と語り、強い口調で「やりますよ僕は 絶対」とハッキリと挑戦を受ける意思を示した。
なお、対戦方式は「格闘戦」が新たに指定された。「ぶん殴って倒して勝つ やりたいですよね」と格闘戦にも余裕のコメント。
そして「WE ACCEPT.」(=受けてたつ)という大きな文字が画面上に表示され「MEGABOTS: ORGANIZE THE DUEL. WE’LL BE THERE(=メガボット:戦いの場を設けよ。我々が行く。)というメッセージで締めくくられている。
ちなみに今回騒ぎとなった両ロボットとも動きに関してはまだぎこちなさの方が目立つ状況。そのため、巨大ロボット対戦がどこまで本格的に行われるかは不明だが、約束の1年後までにどの程度改良されてくるのか、引き続き注目したいところである。
▼MegaBots『USA CHALLENGES JAPAN TO GIANT ROBOT DUEL!』
https://youtu.be/XVJTGLL2SnI
▼水道橋重工『RESPONSE TO ROBOT DUEL CHALLENGE.』
https://youtu.be/7u8mheM2Hrg