2017年春ころから、ネットで頻繁に見かけるようになった「5000兆円欲しい!」。
無駄にハイクオリティな画像の圧が、見た人の心を5000兆円への欲求へと搔き立て、夏ころには大ブームとなりました。
この5000兆円という金額、国家予算も真っ青な数字ですがこれだけあればこのお金を元手に増やすことも考えずに済みそうですしそれこそ死ぬまで使い切ることなく遊べてしまいそうです。
そんな「5000兆円欲しい!」の欲求をさらに満たすべく一人の架空紙幣作家が立ち上がりました。
漫画などに登場する架空の紙幣をデザインしている「架空紙幣作家」であるoloさん(@_olo_ )が考案した紙幣。
「5000兆円欲しい。ただその一心でデザインしました。景気回復の起爆剤に!」という言葉とともに添えられていた写真に写っているのは、お札。額面は、5000兆円。お札左側には「架空銀行券 五千兆円」の額面と発行銀行である「架空銀行」の文字と陰影。真ん中の透かし部分を挟んで右側には枝に留まっている鳥。実に精巧にできています。ぱっと見、実際に使えてしまうのではないかという錯覚さえ起こしそうになります。そう、額面さえおかしくなければ。なんせ5000円ではなく、5000兆円、ですから。ゼロが15個。お札の四隅に並ぶ、5の後ろのゼロ15個。圧巻。
5000兆円欲しい。ただその一心でデザインしました。景気回復の起爆剤に! pic.twitter.com/uCZ9ZiTOXT
— olo (@_olo_) 2017年10月16日
ちなみにこの架空紙幣の裏側はメモ用紙になっています。
しかしこれに似た事例が海外で実際に起こっていたり……。このツイートのリプライには「ハイパーインフレ状態」「ジンバブエドルか」「昔のイタリア」「昔のドイツ」という世界で起きたインフレを連想した人も少なくなかったようです。
一円の価値がこれ以上下がる事もなく上がりすぎる事もない安定した世界経済であることを祈らずにはいられなくなりますね。5000兆円は私も欲しいですが。
<記事化協力>
oloさん(@_olo_ )
(梓川みいな)