街はクリスマスのセールが始まってますが、そろそろお正月の準備も気になる今日この頃。イトーヨーカドーの2018年おせちの発表会が行われました。

 2018年のラインナップはバラエティ豊か。伝統的なものだけでなく、洋風のものや、地方色豊かなもの、また夫婦2人でちょうどよく食べられる分量のものなど、様々なニーズに応えられるものになっています。会場のディスプレイは、一足早く新年を迎えたような華やかなもの。




 発表会には「よくばりおせち二段重」(1万5800円)を監修した料理研究家・浜内千波さんが登場。2018年のおせちに込めた思いと、各メニューのポイントについて語りました。

 伝統を大事にしつつも、新しいもの、そして浜内さんが普段から重視している健康的な品がたっぷりお重に詰め込まれています。酢レンコンは、ボルシチにも使われる赤いビーツで色をつけているとか。他に、素材の色を大事にした塩煮しめや、コラーゲン入り酒と野菜のテリーヌなども。また、栗きんとんはポイップクリームを使ったアングレーズソース風になっているために味わいが軽く、洋風のスイーツ感覚で味わえるそうです。さらに、浜内さんの故郷である徳島県の銘柄鶏である「阿波尾鶏」を使ったメニューも入っています。


 ゲストで登場したメイプル超合金のお2人も、豪華な見た目に興味津々。試食では「おいしい!」と感動の声を上げていました。


 筆者も少し味見の機会を得たのですが、塩煮しめは素材の甘味や旨味が非常に判りやすい仕上がり。特にニンジンの甘みが特徴的で、一瞬グラッセかと思うような感じでした。また、阿波尾鶏のカレー風味は、コリアンダーが非常に印象に残る、本格的なスパイスの香りが特徴。スパイシーであっても辛味は抑えられているので、辛いのが苦手な方にも楽しめると感じました。

 この他にも、豪華な伝統おせち「芝花」(1万9800円)は、三段重に32品目が入った豪華版。また、夫婦2人など少人数でも楽しめる二段重の「夫婦御膳」(8500円)、1人分の一段重「おせちセット」(3980円)といった、ちょうどいいサイズもあります。


 洋風のものでは、東京・目黒のフレンチ「モルソー」のオーナーシェフ・秋元さくらさん監修の「ミューズオードブル」が、「コフレ」「パレット」の2種類(各1万2800円)。

地方色豊かなおせちでは、名古屋コーチンや飛騨牛など、東海地方の食材をふんだんに使った五の重三段「東海の初春」(2万2000円)、明石のタコや鯛、神戸ビーフや丹波の黒豆など関西地方の食材を用いた三段重「関西の初春」(2万3800円)、伝承料理研究家の奥村彪生さんが監修した三段重「東北の初春」(1万8500円)がラインナップされています。


 これらおせちの予約は、店頭では10月2日〜12月28日(宅配は26日まで)、イトーヨーカドーのネットスーパー「オムニ7」では、店頭持ち帰り商品の場合10月2日〜12月26日16時、宅配商品の場合10月2日〜12月24日まで受け付けています。お渡し・お届けは12月30日〜1月1日となっています。

※価格は店頭渡しの場合。いずれも税抜き価格です。

(咲村珠樹)