2019年も1月5日の東西金杯で始まったJRA(日本中央競馬会)の主催する中央競馬。今年こそ的中率、回収率アップを目指したい人に強い味方となる、レースや馬に関する豊富なデータを提供する「JRA-VAN」(運営:JRAシステムサービス株式会社)の新しいCM「たらればソング」篇が、1月4日から全国のJRA各競馬場、グリーンチャンネル、BSイレブン、KTVなどで放送が始まりました。
競馬予想は一種の推理ゲーム。馬の血統や体型、性格からくる距離適性や調教の具合、パドックでの気配といった馬自身のデータとともに、騎乗する騎手との相性や出走馬との相手関係、はたまたレース施行条件(芝・ダートの別や施行距離、馬場状態)、コースとの相性、さらにはレース展開という多種多様のデータをもとに、それぞれの「レース予想」を組み立て、馬券の買い目を決めていきます。馬によっては、寒い時期には好成績をあげられないなど、知れば知るほど多くのデータが気になってくるものです。
しかし、馬券(勝馬投票券)購入時にすべてチェックできてるかというと、ちょっと難しいのも事実。レースが終わって「あ、そういえば……」と、勝ち馬や連対馬に関して見落としていたファクターに気づき、それを思い出していれば当たってたのに……と後悔することは、恐らく競馬ファンの誰もが通ってきた道だと思います。「あそこで〇〇してたら」、「あれをこうしていれば」と、逃した馬券を悔やむことを俗に「たられば」といい、それにこだわりすぎてはいけないというのも古くからの格言。CMでは、そんな競馬あるあるな「たられば」のシチュエーションに陥った渡辺大知さんが、オリジナルの「たらればソング」を熱唱しつつ、コミカルなダンスを披露しています。
ロケ地となったのは第5回開催期間中の東京競馬場。晴天に恵まれた開催日の合間を利用して撮影が行われました。メインスタンド「フジビュースタンド」前での撮影では、エキストラ100名と和気あいあいとして雰囲気の中で始まりました。最初は緊張の面持ちだった渡辺さん、撮影が始まると監督との意見交換など、すぐに打ち解けた様子でした。
CMで披露される「たらればソング」は、制作スタッフが用意した歌詞に加え、作曲は渡辺さんの希望により敬愛する先輩ミュージシャンの堂島孝平さんにオファーしたもの。軽快な楽曲に乗せて、全力で歌い踊る姿はパッション爆発。馬がプリントされた赤いシャツも、競馬に対する情熱を反映しているように見えます。
スマホのJRA-VANアプリに気を取られて、食べようとしたソフトクリームを落としてしまうシーンでは、当日の気温もあり、撮影開始までに渡辺さんが持つソフトクリームが溶け始めてしまい、スタッフから思わず笑いが漏れる場面も。しかし本番ではさすがの集中力で1発OK。見事ソフトクリームが勝手に溶け落ちる前、そしてJRA-VANアプリに集中しすぎてソフトクリームが溶けてきてる……という感じが分かる絶妙なタイミングで撮影が終了しました。
屋外の撮影が終わると、今度はスタンド内で2月21日から放送開始予定の「たらればソング再び」篇の撮影のため、スタンド内の投票所(馬券売り場)へ。長丁場の撮影となる中、渡辺さんは疲れも見せず、逆にスタッフらに気配りを見せる様子も。監督やスタッフの説明を熱心に聞き、身振り手振りを加えながら動きを確認していました。
馬券を落とすシーンでは、なかなか思ったような馬券の落ち方にならず、なかなかOKテイクが出ない状況でしたが、渡辺さんはモニターを確認しながら何度も動きをシミュレーション。マジシャンがトランプを落とすような方法も披露するなど、幅広い演技力を見せてくれました。
たらればソングに合わせてのダンスシーンでは、渡辺さんの全力演技にカメラが追いつかない場面も。朝から続く撮影で疲労もあってか、全力の動きで勢い余って倒れそうになる場面も。しかし最高の演技を披露してOKテイクに。当日参加していいたエキストラの方と談笑したり、終始和やかな撮影となりました。
2019年は「レース展開」という予想ファクターの紹介で競馬予想に革命をもたらし、一般のファンに「レースを予想する楽しみ」を提供した“競馬の神様”こと大川慶次郎の生誕90年・没後20年となります。JRA-VANアプリでは出馬表やオッズなどがリアルタイムで確認できるだけでなく、ネット投票や画面に表示される二次元バーコード(QRコード)で直接勝馬投票(馬券購入)ができる「スマッピー投票」とも連携しています。また、レース動画の閲覧や過去の各種データを様々な切り口で分析することも可能。JRA-VANで「たられば」を減らせば、馬券収支も向上するかも?
情報提供:JRAシステムサービス株式会社
(咲村珠樹)