使い終わったシャンプーなどのプラスチック容器をあつめて、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック(以下、東京2020大会)の表彰台にリサイクルしよう!という試み「みんなの表彰台プロジェクト」が2019年6月19日にスタートします。

 回収場所は、全国の約2000店舗のイオン店頭。プラスチックボトル・詰め替え用製品などが対象です。

 主催するのは、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会。事業協力者として衣料用洗剤「アリエール」や台所用洗剤「ジョイ」、ヘアケア製品「パンテーン」などを扱う、P&Gグループのプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(以下、P&G)が参画しています。

 オリンピック・パラリンピック競技大会は、開催国のみならず世界の環境・社会・経済に影響を与える世界最大規模のスポーツイベントです。そして東京2020大会は、国連で採択された環境対策や性差別の撤廃など17の目標からなる国際社会の目標、「持続可能な開発目標(SDGs)」に貢献する大会として位置づけられ、「持続可能性に配慮した大会の準備・運営」が求められています。

 一方P&Gは世界最大の日用消費財メーカー。「たとえ一つ一つの製品が環境に与える影響は小さくても、事業規模と比例して当社の環境保全への責任は大きく、果たしうる貢献も大きい」という考えでかねてより環境問題と向き合っており、東京2020大会運営の指針とP&Gとの理念とが合致。P&Gでは「世界を変える力、未来を育てる力(A Force for Good, A Force for Growth)」というテーマのもと特に「環境サステナビリティ」(持続的な環境保護活動)と「ダイバーシティ&インクルージョン」(多様性の需要と尊重)の2つのエリアで大会運営を支えていくとしており、今回のプロジェクトはその先駆けとなるプロジェクトとなっています。


 プロジェクト実施にあたり集められる「使用済みプラスチック容器」の対象は、P&G製品のプラスチックボトル・詰め替え用製品(衣料用洗濯用洗剤・柔軟剤、台所用洗剤、ヘアケア製品、消臭芳香剤)をはじめ、他社の同種の製品も回収可能。ただしペットボトルは対象外です。

 実施は6月19日にスタートし、必要量回収次第終了。詳細は、使用済みプラスチック容器回収の実施までに、運営事務局ウェブサイトで発表されます。

情報提供:プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社