「絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで」などで知られる漫画家・イラストレーターの七六さんが、ダチョウの卵を使って目玉焼きをつくり、さらに目玉焼き丼にしたことを自身のTwitter上で報告しています。すごい……でかい。

 七六さんは4月22日、「昼ごはんの準備をしています。本日の食材はこちら!」とツイートし、ダチョウの卵の写真を投稿。「これで目玉焼き丼を作ります!」と宣言し、調理工程をレポートしました。

 ちなみに、このダチョウの卵は友人から誕生日プレゼントとして貰ったもの。友人はダチョウ王国で購入し、1個4000円くらいしたそうです。それにしても、大きい……。ダチョウ王国のホームページによると、ダチョウ卵は鶏卵の25個分の大きさなのだとか。

 七六さんは「マニュアルには目玉焼きの方法が書いてありました。たしかにダチョウの卵の黄身を大きく見せて、見栄えが良い料理は目玉焼きだったのですが、もうちょっとおもしろくするにはどうすればいいか?を考えて、目玉焼き丼にしました」と、目玉焼き丼を作ろうと思った動機を教えてくれました。

 ダチョウの卵を調理するために、まず七六さんが用意したのは、殻を割るための金づちなどの工具。普通に割っても割ることができないそうなので、工具を使って割っていったそうです。ちなみに殻の厚さは約2mmもあったとのこと。





 割り終わるとあとは普通の目玉焼きと同じ作り方をしていきます。フライパンは卵の大きさが大きさなので、普通に手に入る最大の30cmのものを用意。しかし、「全然大きさが足りませんでした」と教えてくれました。

 熱したフライパンに油をひいて卵をいれたら、あとは完成までとろ火で30分。慎重に慎重に焼き上げていったそうです。このため焼き上がった際には、Twitter上に「焼けたーーー!これから丼に乗せますが、崩れると悲しいので記念撮影しておく」と、嬉しさ爆発気味に報告していました。

 そして、「ドンに載せました。これでダチョウの目玉焼き丼、完成!」と言って完成したのは、オーブン皿の上に浮いて見える巨大目玉焼き。目玉焼きとオーブン皿の間に丼があるのですが、目玉焼きが大きすぎて丼が隠れ、まるで宙に浮いたようになっています。

 本来はランチョンマットを敷いてその上に丼をのせたかったそうなのですが、「無理なのでオーブン皿の上で」とのこと。そうですよね、これだけはみ出してたらべちゃべちゃになるし、移動も大変ですよね。

 注目の味についてですが、「意外に濃厚な味でした」とのこと。醤油をかけて半生状態の黄身をかき混ぜながら食べたそうです。ただ……白身の量があまりに多すぎたようで、一人一度に食べきれる量ではなかったそうです。

 普段から「自炊はする方だと思います」と語る七六さん。「もともとドイツ料理ばかり作っていたのですが、友達に猟師や漁師がおり、珍しい食材を頂くことが多く、こういったものを作っては友達と食べたりしています」と話してくれました。

 そのため、今回のダチョウの卵の他にも、これまでトドや熊、ウサギやウチワエビなど、様々な食材を使って料理をしていたそうです。今後、七六さんがどんな食材を使って調理をしていくのか、楽しみですね。

<記事化協力>
七六さん(@nanaroku76)

(佐藤圭亮)