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「鮫島事件」映画化でネット民お約束の反応 「消されるぞ」「やばいでしょ」

 匿名掲示板「2ちゃんねる」を発祥とする、「巨頭オ」「きさらぎ駅」に並ぶ最恐都市伝説「鮫島事件」の映画化決定が発表されネット上を震撼させています。

 メガホンをとったのは新たなジャパニーズホラーの担い手として期待されている永江二朗監督。本作ではオリジナル脚本も手がけています。そして、主演は武田玲奈さんがつとめ、パニック・オリジナルホラー「真・鮫島事件」として、2020年11月27日に全国公開されます。

  •  映画の原案となる「鮫島事件」は、インターネット上で名前だけは広く知られているものの、真相はだれも知らないという謎の事件。なぜならば「事件の内容を知ると消される」と言われているからです。

     そして聞こう(知ろう)とすると誰かがすぐ止めに入るということまでがお約束。しかし実のところ「鮫島事件」というものは存在しないと考えられています。簡単に説明すると、鮫島事件はネット民の一種のレクリエーションのようなもの。

     鮫島事件の名前が出ると「やめろよ!」「あの件については語りたくない」などなど意味深な反応を示し、知らない人の反応をみて楽しむという、ちょっとしたお遊び。2001年に2ちゃんねるにたてられた一つのスレッドから始まりました。

     このため映画化が発表されるや早速ネット上では「映画化とかバカか」「公安が動くぞ」「映画化とかやばいでしょ」「あれを映画化するのか、おっと誰かきたようだ」「消されるぞ」といった恒例のレクリエーションがはじまり、発表があった本日朝から(10月7日)SNSでは「鮫島事件」がトレンド入りするほど大盛り上がりとなっています。

     この鮫島事件を原案にした映画は、「事件の内容を知ると消されるが、真相はわからない」という形のない噂話の恐怖が、「リモート部活会」という昨今一般化したオンラインをベースに伝播していく様を描くパニックホラー。人の噂が様々な尾ひれをつけて話された結果どうなるのか?「鮫島事件」がもつ恐怖の核心が描かれます。

    監督・脚本:永江二朗
    主演:武田玲奈
    製作幹事:イオンエンターテイメント/キャンター
    制作プロダクション:キャンター
    配給:イオンエンターテイメント
    公式サイト:https://samejimajiken-movie.com/
    公式Twitter:@samejima_movie
    公式インスタ:@samejima_movie
    製作:「真・鮫島事件」製作委員会
    公開日:2020年11月27日 イオンシネマ他にて全国ロードショー

    (C)2020「真・鮫島事件」製作委員会
    画像出典:真・鮫島事件」製作委員会(2020年10月7日プレスリリースより)

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