Twitterユーザーの神崎陸さん(以下、神崎さん)が紹介した、ある日のタイムスケジュール表。

 「職場で通じなかったので世代のずれを感じました。“月曜日夜7時台は最高”ということを!」という説明から始まるそのスケジュールには、次のようなことが書かれています。

19:00 犬夜叉(金田一の方も結界師もある)
19:30 名探偵コナン(OP,ED良く変わる)
20:00 世界まる見えテレビ特捜部(ゴロゴロ無敵タイム)(親からの風呂入れ視線を感じる)
 
 もうこの時点で察した読者の方も多いと思いますが、さらに神崎さんは、余白スペースで次のように補足。

「19時の作品はブラック・ジャックもあった。“月光花”が有名」
「犬夜叉のOPは“Grip!”と“アンジェラス”が一番記憶に残っている」→「実は結局最終回を見れていない」

 神崎さんが紹介した「ある日のタイムスケジュール」は、かつて日本テレビ系列にて「月曜夜19時台と20時台」に放映していた番組名と、それに対しての自身の思い出をつづったものでした。

「みんなわかると思っていた」ものがもうわからなくなってきていることが判明。

 「世界まる見え」は2021年も月曜20時に放映、「名探偵コナン」は現在土曜18時から放映されています。

 それ以外の作品は、「金田一少年の事件簿」が1997年~2000年(2007年にTVスペシャル)、「犬夜叉」は2000年~2004年、「結界師」は2006年~2007年に放映。そして日本テレビ系の「月曜日夜7時台枠のアニメ」が、違う曜日の移動で終了したのは2009年3月。もう12年前の出来事です。

 「もう10年以上経つのか……」と、今回記事にするにあたり、その事実に対して、思わず衝撃を受けてしまった筆者。実は神崎さんが今回Twitterに投稿したのも、そんな「世代間格差」を痛感してしまったから。

 「元々、職場で後輩とアニメ関連の話をした際に、画像のことについて話したら『知りませんね~』と言われたことがきっかけなんです。ただその後輩は、来年20歳という年齢もあってか、素で言われまして、『もう伝わらないんだ……』という思いになりました」

 放映枠終了時点で、当時7歳だった後輩さんが、ピンとこないのも致し方ありません。そうか、もうそんなに前になるんやな……ポツリ。

 「それでTwitterにて、フォロワーさんとちょっと話せたらいいなと思いまして」と、神崎さんがつぶやいたのが今回の投稿。

 リプライ(返信)欄では、「私も全く同じ流れの世代でした」「懐かしいですね」「月曜日は最高でした」「これは完全に同世代」と、神崎さんと近い世代らしきTwitterユーザーが次々にノスタルジーに浸る事態に。時代の趨勢は致し方ないものですが、そんな懐かしい思い出が、結果として2万いいねを超える反響となっています。

https://twitter.com/__RlC__/status/1414448014865829895

<記事化協力>
神崎 陸さん(@__RlC__)
※神崎さんの崎の字は立つ崎(たつさき)が正式。

(向山純平)